VAGUE(ヴァーグ)

まもなく登場「ランボルギーニの新旗艦・LB744」は完全新開発のV12エンジンとカーボンモノコックを採用

3種類の成型方法を採用したカーボンモノコック

 一方、こちらも新開発となるボディ骨格は“Monofuselage(単胴体)”と名づけられた。もちろん、アヴェンタドールと同様にCFRPモノコックボディだが、デザイン及び構造(コンセプト)は刷新されている。

量産スーパースポーツとしては世界初となるCFRP製のフロントサブフレームを採用
量産スーパースポーツとしては世界初となるCFRP製のフロントサブフレームを採用

 3種類の成型方法によるカーボン素材を適材適所に使うことで大幅な軽量化(マイナス10%)とねじり剛性アップ(プラス25%)を達成している。また、量産スーパースポーツとしては世界初となるCFRP製フロントサブフレームをアルミに代えて採用したこともニュースだ。これにより軽量化(アルミ製に比べてマイナス20%)はもちろん、衝突安全性も向上した。

 今回、フルモデルチェンジに合わせて拡張された自社のCFK(カーボンファイバーコンポジット)工場にて生産されるのは、伝統のハンドレイアップ・プリプレグ成型品とランボが得意とする短繊維ホットプレス成型“フォージド(鍛造)コンポジット”だ。

 前者は、フロントピラーからルーフにかけてのボディ表面に使われる。軽量かつ丈夫なことはもちろん、クラスAの表面品質が求められる部位だからだ。一方、後者の鍛造コンポジットは、メインのバスタブ、フロントファイアウォール、フロントサブフレーム、アンダーパネルなどに使われる。ちなみに、CFRPボディ骨格の半分以上が鍛造コンポジットとなる。

 そして、目立ってユニークな形状なのが、“ロッカーリング”と名づけられた一体成型の構造物だ。これはフロントサブフレームの受け口から両サイドのロッカーアーム、そして骨格の後方までをぐるりとリング状につなぐよう設計されている。そのリングの中にバスタブがすっぽりと収まる仕組みだ。RTM(レジントランスファーモールディング)成型で生産されるこのロッカーリングのみ、サプライヤーから供給を受けるという。

 このように、ランボルギーニの時期フラッグシップモデルであるLB744は、驚異的なパフォーマンスを期待できる強心臓とボディを手に入れたのである。

Gallery 【画像】ランボルギーニの新しいフラッグシップ「LB744」の強心臓とボディ骨格を見る(12枚)
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