落札価格は10億円超え!? MシューマッハのF1マシン フェラーリ「F1−2000」オークションに登場
フェラーリF1黄金期を築き上げた1台
2023年4月1日から5日に香港で開催されるRMサザビーズのオークション、サザビーズ・ラグジュアリーウイークに、フェラーリのF1マシン「F1−2000」が出品され話題となっています。

F1−2000は、2000年のF1シーズンを戦ったスクーデリア・フェラーリのマシンで、1999年の「F399」に代わり投入されたモデルです。
この年、フェラーリは170ポイントで21年ぶりのコンストラクターズチャンピオンを獲得。さらにミハエル・シューマッハ選手がドライバーズチャンピオンを獲得しています。以降、2004年まで5年連続でシューマッハ選手はチャンピオンに輝きました。F1−2000は、まさにフェラーリの黄金期を築き上げた1台と言えます。
この頃、フェラーリがF1を完全に支配したのは、シューマッハ選手の才能だけでなく、テクニカルディレクターのロス・ブラウン氏やそれを支えたエンジニアによるものだったといいます。重心をより低くするため、90度V10エンジン再設計して搭載しました。
開幕戦となるオーストラリアGP、第2戦のブラジルGP、第3戦サンマリノGPと3連勝、前年1999年のチャンピオンで3年連続チャンピオンを目指すマクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネン選手に対して優位に立ちます。
途中、シーズン半ばに3戦連続リタイアなど不運に見舞われましたが、シューマッハ選手はその後11回のGP中8回のポールポジションを取るなど大活躍。1979年シーズンのジョディ・シェクター選手以来、フェラーリにドライバーズチャンピオンのタイトルをもたらしました。
今回RMサザビーズのオークションに出品されたシャシナンバー198のF1−2000は当初、スペアカーとして使用されていましたが、第2戦ブラジルGPの予選でダメージを負ったマシンの代わりとして走行、予選3番手からスタートしたシューマッハ選手はこのシャシナンバー198で優勝しています。
その後も第5戦スペインGPや第7戦モナコGPでもこのマシンで出走、モナコGPではシューマッハ選手初となるモナコでのポールポジションを獲得しています。
第10戦オーストリアGPでは、シューマッハはシャシナンバー198で予選3位で通過しましたが、決勝のスタート直後、BARホンダのリカルド・ゾンタ選手に追突され、マシンのダメージは軽微でしたがリタイア。その後このマシンはフェラーリによって修復されましたが、残りのシーズンでレースに出ることはなかったといいます。
シャシナンバー198はその後マラネロに戻され、フルレストアされました。2001年3月のジュネーブモーターショーでフェラーリブースに展示され、その後は米国テキサス州のフェラーリコレクター、ケビン・クラウダー氏に売却されました。彼は2005年にフェラーリ・クラシケの認定を受け、イベントなどで走行しました。その後2016年に別のコレクターの手にわたっています。
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2000年モデルのフェラーリF1−2000、シャシナンバー198の予想落札価格は、750万ドル(日本円で約9億8500万円)から950万ドル(約12億4700万円)とされています。
オークションの開始は4月3日9:00(GMT)、オークション終了は4月12日16時(同)となっています。
いったいいくらで落札されるのでしょうか。注目です。
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