メルセデス・ベンツの最上級SUV 新型「GLS」欧州で登場 全長5.2mの大型モデルは内外装を改良
メルセデスAMG GLSも同時に改良
独メルセデス・ベンツは2023年4月4日、欧州にて「GLS」をマイナーチェンジ、改良新型を発表しました。
GLSは、2006年に登場した「GLクラス」の後継モデルとして2015年に登場。メルセデスSUVラインナップの中で最上級モデルという立ち位置になります。現行モデルは2019年に登場した3代目(GLクラス時代を含む)で、日本でも2020年に登場しています。
全長5207mm×全幅1956mm×全高1822mm、ホイールベースは3135mmというボディサイズで、全グレード3列シートを標準装備。最大7人が乗車できる室内スペースを確保しています。
今回登場した改良新型は、エクステリアを一新。高品質のシルバーシャドーでメッキ化された4つのルーバーを持つラジエーターグリルは大型化され、さらに上質感を増しています。大型アンダーガードもデザインを一新されました。
リアは3つの水平ブロックを備えたLEDライトを装備しています。
インテリアは、ブラウンのライムウッドがスタンダードになり、カタラーナベージュとバイアブラウンの2色のレザーカラーが新登場。インテリアトリム仕上げの範囲も見直されました。
またインフォテイメントシステム「MBUX」は最新世代に進化。ディスプレイはクラシック/スポーティ/ディスクリートと3つの異なるスタイル、そしてナビゲーション/アシスタンス/サービスの3つのモードを選択することができます。クラシックを選ぶと、2つの円形ディスプレイのなかにコンテンツを表示した、従来のような表示になり、スポーティではレッドを基調にして中央にレブカウンターを表示するダイナミックなデザインになります。ディスクリート(目立たない)では、表示は最小限となります。
最新世代MBUXのオフロードモードでは、勾配、横傾斜、コンパス、ステアリング角度などの特別なコンテンツを表示することが可能です。また標準装備の 360 度カメラ付きパーキングパッケージにより、「トランスペアレント・ボンネット」機能が提供されます。これはオフロードモードがアクティブな場合、中央のディスプレイに車両の前部の下にある大きな石やくぼみなどの障害物を表示、ボンネットが透き通ったかのようなビューが可能です。
またAMG GLSも改良されました。新デザインのLEDリアライトシグネチャーにより、区別されるようになりました。さらにフロントには、メルセデスのスリーポインテッドスターの代わりにAMGのエンブレムが装着され、さらにスポーティさを強調するレッド・ブレーキキャリパーも設定されました。
電動パノラミックスライディングサンルーフやフロントシートヒーターおよびクライメート、アダプティブハイビームアシスト、スマートフォンインテグレーションなども標準装備化されています。
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改良新型GLSは2023年9月中旬に米国市場に導入、欧州市場では同年10月末から導入される予定です。日本での展開時期は未定です。