日本を代表するスーパーカー 日産「GT-R」は登場16年でどう進化? 2007年モデルと2024年モデルを比べてみた
GT−Rの歴史は大きく3期に分けられる
2023年3月、日産から「GT-R」の2024年モデルが発表されました。
GT-Rは、2022年9月より適用となった新車外騒音規制に対応できていなかったため、同年秋より生産が中止されていました。
このままモデル終了かと不安になっていたところに、無事、マフラーを改良して規制をクリアした2024年モデルが登場したことは、素直に喜ばしいニュースと言えるでしょう。
そこで、今回は過去のGT-Rと最新の2024年モデルのGT-Rの進化の度合いを見てみたいと思います。

その前に、まずはGT-Rの歴史をざっと振り返ってみましょう。
GT-Rの歴史は、大きく3つに分けることができます。
第一期となるのが最初のGT-Rが生まれた、1969年から1973年です。
通称「ハコスカ」と呼ばれる「スカイライン」に、高性能エンジンを搭載して生まれた最初の「スカイラインGT-R」の時代です。1973年に、通称「ケンメリ」と呼ばれるスカイラインにもGT-Rが用意されましたが、オイルショックと厳しくなる排出ガス規制の前に、「ケンメリGT-R」は1年も経たずに生産終了となります。
その後、16年ものブランクの後、1989年に「スカイラインGT-R」が復活しました。
RB26DETTという強力なエンジンと、そのパワーを生かす4WDシステムを搭載していたのが特徴です。「R32型」スカイラインの1グレードとして生まれたため、このGT-Rは、「R32スカイラインGT-R」と呼ばれました。
そして「R33型」、「R34型」と3世代のスカイラインにGT-Rグレードが用意されます。このRE26DETTエンジンを搭載するスカイラインGT-Rは、1989年から2002年まで続きました。これが第二期のGT-Rとなります。
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