後席でのドライブは快適? 三菱の人気モデル新型「デリカミニ」のリアシートをチェック 足元の広さは本家「デリカD:5」を凌駕
大径タイヤと専用チューニングのダンパーを装着する4WD
「東京オートサロン2023」での初公開以来、多くの人々のハートをつかんだ三菱自動車の新しい軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」。それを裏づけるように、発売前日までの受注台数は約1万6000台を記録するなど、大ヒットモデルを記録しています。

アウトドア好きやアクティビティラバーたちから評価され、支持されてきた「デリカD:5」。そのイメージを踏襲した新型デリカミニは、力強いルックスはもちろんのこと、優れた悪路走破性と抜群のユーティリティを実現しています。
となると、キャンプなどのレジャードライブに使いたいという人も多いはず。そこで気になるキャビンの快適性、なかでもリアシートの居住性をチェックしてみました。
185mmという余裕たっぷりのロードクリアランスや三菱独自の4WDシステムなどを採用したデリカD:5は、ミニバンとは思えない卓越したオフロード性能を発揮します。
対して、「デリカ」のネーミングを継承した新型デリカミニの4WD車は、15インチの大径タイヤとオフロードでの走破性を高める専用チューニングのダンパーを装着。さらに全グレードに、すべりやすい路面での発進をサポートする“グリップコントロール”と、急な下り坂を一定速度でゆっくり走ることのできる“ヒルディセントコントロール”を標準装備するなど、ぬかるんだドロ道や雪道、アウトドアの険しい傾斜に対して万全の対策を施しています。
そんな新型デリカミニの4WD車は、160mmのロードクリアランスを確保。本家デリカD:5と比べると見劣りするものの、車体の下側を擦るか擦らないかというギリギリの状況においてアドバンテージを得ています。
また新型デリカミニは、4WDメカに後輪へと常時トラクションがかかるビスカスカップリング式を採用。前輪がスリップしてからリアタイヤへと駆動力を伝えるオンデマンド式に比べてより優れた悪路走破性を期待できます。
このように新型デリカミニは、デリカD:5が誇る“オフロードミニバン”としての個性をしっかり継承しています。
●大半のシーンで快適な乗り心地を示すデリカミニ
そんな新型デリカミニを、キャンプなどのレジャードライブに使いたいという人や、3〜4名でのレジャードライブのアシとして検討している人もいるのでは? ということで、リアシートの居住性をチェックしてみました。
開口部が650mmという後席スライドドアから楽にアクセスできる新型デリカミニの後席は、スペース的に実に広々としています。もちろん軽自動車枠に収まる全幅のため左右方向の余裕には限りがありますが、それでも大人ふたりがゆったりとくつろいで座れます。
特筆すべきは後席足元の広さ。リアシートは左右独立して前後に320mmもスライドするため、一番後ろまで下げた場合、大人が足を組んで座ってもヒザ前には驚くほどの余裕があります。
また、この状態での前後席間のスペースは、驚くことにデリカD:5のフロントシートとセカンドシート間より約140mm長いのです。そのため、助手席を最も後ろまで下げても後席乗員は余裕をもって座ることができ、乗車定員である大人4名でのドライブもスペース的には十分ゆとりがあります。
さらにルーフの位置が高く、サイドウインドウのしぼり込みも小さいため、頭の周囲は広々。ウインドウ面積も広いためリアシートでも実に開放的です。
では、気になる乗り心地はどうでしょう? 今回試乗した新型デリカミニは、ターボ車の4WD仕様。“状況次第で”というエクスキューズつきながら、その乗り心地はおおむね快適でした。
新型デリカミニの足回りは、大径タイヤとオフロードでの走破性を重視した専用ダンパーによりソフトな味つけ。そのため、キャンプ場周辺によくある砂利道を通過しても、コツコツとした細かい衝撃を足回りが吸収し、それらが後席の乗員にダイレクトに伝わることはありません。
また、郊外の一般道や高速道路では、ソフトな足回りの恩恵により乗り心地は非常に快適。そのため、ちょっとしたロングドライブであれば後席乗員も心地よく過ごせます。
ただし、リアシートを一番後ろまでスライドした場合、後席乗員はリアタイヤのちょうど真上に座ることになります。そのため、大きめの段差を超えたときなどはリアタイヤから強めの衝撃が伝わってくることがありました。
こうしたシーンでは、リアシートを前方へとスライドさせてヒップポジションをタイヤの真上からズラすことで印象が良化。リアタイヤからの衝撃がダイレクトに伝わってこなくなり、幾分ですが快適性がアップします。
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新型デリカミニ、なかでもリアシートの乗り心地は、ソフトセッティングの足回りの恩恵などもあり、“軽スーパーハイトワゴン”クラスとしてはハイレベルな仕上がりでした。加えて、後席乗員向けにサーキュレーターやテーブル、ブラインド、USB端子、小物入れ、ドリンクホルダーなども完備されており、ドライブ時の快適性も上々です。
長距離移動や多人数乗車でのドライブなどが想定されるアウトドアレジャーのアシとしても、新型デリカミニは活躍してくれそうです。
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