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トヨタ新型「アルファード」に向く人、新型「ヴェルファイア」に向く人の特徴とは? デザインよりも走りの違いが「選びの分かれ目」

ヴェルファイアは車体骨格までアルファードとは差別化

 このように、走りの味つけが明確に差別化されている新型アルファードと新型ヴェルファイアですが、両車の走り味の差を生み出しているのはパワートレインだけにとどまりません。

トヨタ新型「ヴェルファイア」はスポーティ志向
トヨタ新型「ヴェルファイア」はスポーティ志向

 新型ヴェルファイアは全グレードに19インチタイヤを標準装備(新型アルファードの標準設定は18インチもしくは17インチ)するほか、車体骨格のラジエターコアサポート脇に“フロントパフォーマンスブレース”と呼ばれる補強材を追加して車体剛性を高めています。

 さらに、スプリング&ダンパーやパワーステアリングの制御も独自の味つけとしており、ドライバーのステアリング操作に対する応答性を高めています。

 実際に乗り比べてみると、新型ヴェルファイアの方がドライバーのステアリング操作に対する追従性がよく、気持ちよく走れます。

 新型ヴェルファイアは、より力強くて躍動感あるパワーユニットに加え、ハンドリングもドライビングの高揚感を高める味つけです。多人数が乗れるミニバンだけどエモーショナルなドライビングを楽しみたい……そんな人のための仕立てといっていいでしょう。

トヨタ新型「アルファード」はコンフォート志向
トヨタ新型「アルファード」はコンフォート志向

 一方、新型アルファードは、新型ヴェルファイアよりも乗り心地がひときわ上質で、快適性がさらにハイレベルです。

 コンフォート性能を追い求め、移動空間としてリアシートに座る人の満足感を高めたいのであれば、新型アルファードを選んだ方が幸せになれることは間違いありません。

 パワートレインや走りの方向性にまで差をつけて、キャラクター分けを明確にしたのが新型アルファードと新型ヴェルファイアの関係性です。

 差別化がしっかりおこなわれたことを理解することが、自分にはどちらがふさわしいモデルであるかを判断する大きなヒントとなるでしょう。

* * *

 ちなみに、生産台数に限りがあることから、発売直後より抽選販売などをおこなっていた新型アルファードと新型ヴェルファイアですが、各ディーラーでの初回の販売枠は埋まり、2023年8月上旬時点では通常オーダーでの受注は停止されています。

 しかし、トヨタが展開するサブスクサービス「KINTO」では、「エグゼクティブラウンジ」以外のグレードであれば現在もオーダーを受付中です。

 アルファードは最短7か月、ヴェルファイアは最短10か月で納車可能だといいますから、購入を検討中の人はKINTOでチェックするのもありかもしれませんね。

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