“プラド”のサブネームが消えた理由とは? なぜ“250系”を名乗る? トヨタ新型「ランドクルーザー」のネーミングの秘密
シリーズの中核モデルへと進化した250系
新型ランドクルーザーから“プラド”というサブネームが消滅した理由について、シリーズの開発責任者を務めるトヨタ自動車 Mid-size Company 製品企画 ZJ チーフエンジニアの森津圭太さんは次のように話します。

「近年の“プラド”は、世の中のトレンドを追いかけるあまり、高級・豪華路線にシフトし過ぎていたように思います。ランドクルーザーは、このクルマだからこそ行き来できる場所でさまざまな人々の安全と安心を提供する使命を担っていますが、従来路線での進化のままでは、その使命を果たせなくなる恐れがあると考えました。
そこで、“原点回帰”をテーマにランドクルーザーの存在意義と価値を見つめ直しました。その上で、新型はランドクルーザー本来の使命を担えるクルマにしたいとの思いから、250系はシリーズのど真ん中に位置するクルマにしたいと考えました。そうした意味から、新型は“プラド”というサブネームを外し、伝統の型式名で呼ぶようにしたのです」
確かに、“プラド”は本家ランドクルーザーの派生モデルという見方が一部にはありました。しかし新しい250系ランドクルーザーは、シリーズの中核モデルへとポジションチェンジを果たしたわけです。
●型式は一足飛びに150系から250系へ
そんな新型で気になるのが、250系という型式です。歴代“プラド”は70系→90系→120系→150系と進化してきましたが、新型は一足飛びに250系となったのです。
「ステーションワゴンモデルは、80系の後、100系→200系→300系と進化を遂げてきました。新型もランドクルーザーの中核モデルへと大きく生まれ変わることから、中途半端に30や50といった数字をプラスするのではなく、一気に100という数字を上乗せし、250系としました」(森津さん)
* * *
250系の新型ランドクルーザーは、従来型“プラド”の後継モデルであることは間違いありません。しかし、そのコンセプトやポジショニングは一変。一気にシリーズの中核モデルへと進化しました。
“プラド”というサブネームがなくなり、250系と型式で呼ばれるようになったことは、新型ランドクルーザーの変化を雄弁に物語っているのです。
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