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3列シートのロングホイールベース版 VW新型「ID.バズ」が米国で登場 20年ぶりに米国市場に復活した最新ワーゲンバスは2024年発売予定

カルト的な人気を誇る「VWバス」がT4以来の米国登場

 VW(フォルクスワーゲン)の米国法人、VWオブアメリカは2023年8月17日、米国カリフォルニア州ペブルビーチで開催された「モントレー・カー・ウィーク2023」のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで、電気自動車(EV)ミニバン「ID.BUZZ(ID.バズ)」のロングホイールバージョンを米国で初公開しました。

VW「ID.バズ」のロングホイールベース仕様
VW「ID.バズ」のロングホイールベース仕様

 ID.バズは、2017年1月に開催された北米国際自動車ショー(NAIAS=デトロイトショー)でコンセプトモデルが世界初公開されたフルEVで、VWグループのEV向けモジュラープラットフォーム「MEB」を採用しています。

 日本でもこのモデルは2024年末に正規導入されることが発表されています。

 今回米国で登場したのは、このID.バズをベースにしたロングホイールベース(LWB)版で、2023年6月に世界初公開されたモデルです。
 
 ID.バズ・ロングは、欧州で展開されている標準仕様のID.バズのホイールベースを250mm延長、3239mmとしています。この結果、全長は4962mmとなり、3列目シートのスペースが拡大しています。

  また最大2469リッターという広大な荷室を確保しています。

 搭載バッテリーは91kWhと大きくなり、一充電での航続可能距離もさらに伸びているといいます。またモーターも新しい286馬力仕様を搭載。最高速度は160km/hで、0−100km/h加速は7.9秒というパフォーマンスを発揮します。

 さらに2モーター使用のAWD(全輪駆動)も用意されます。このモデルのトータル出力は約330馬力です。

 このID.バズ・ロングは、2024年から米国やカナダなど北米市場でも販売される予定です。

  1950年に登場した初代(T1)から1979年登場の3代目(T3)までのVWバス(タイプ1)は北米市場に導入され、大人気を博しました。いまでも米国ではカルト的な人気を誇っています。

 第4世代(T4)が北米市場から撤退してからは販売されていませんでしたが、ID.バズ・ロング導入で、ワーゲンバスはおよそ20年ぶりの復活となります。

Gallery 【画像】米国で復活したVWバス 「ID.バズ・ロング」を画像で見る(33枚)
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