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羽田空港の駐車場が「満車」でも焦らない コロナ禍明けの旅行シーズン 飛行機に乗り遅れないための方法とは

合計収容台数は1万3000台以上あるが 満車状態が多い羽田空港の駐車場

 コロナ禍が明け、国内各地の観光地は多くの人で賑わっています。

 そうしたなか、クローズアップされているのが、羽田空港の駐車場問題です。

秋の行楽シーズン。羽田空港から飛行機で全国各地の行楽地へ向かう人も多いが、最近では羽田空港駐車場が満車の場合があり、注意が必要だ
秋の行楽シーズン。羽田空港から飛行機で全国各地の行楽地へ向かう人も多いが、最近では羽田空港駐車場が満車の場合があり、注意が必要だ

 羽田空港には第1ターミナルに隣接するP1とP2、第2ターミナルに隣接するP3とP4、第3ターミナルに隣接するP5と、合計収容台数1万3000台強の駐車場がありますが、コロナ禍明けからは混雑が恒常化し、土日休日はもちろん、ときには平日でも「満車で駐車できない」という事態が頻発しているのです。

 空港での駐車場待ちは、当然のことながら、飛行機の乗り遅れリスクにつながります。では、こうした“駐車場難民”にならないためにはどうすればいいのでしょうか。

 まずもっとも安心できる対策は「駐車場予約」です。

 事前の予約はP2からP5が対応しており、P2とP3は利用日の30日前の午前10時から、P4とP5は30日前の午前0時から、インターネットでの予約を受け付けています。

 予約する場合、駐車料金のほかに「予約料金(P2からP4は1000円、P5は1400円)」が必要となりますが、“安心料”と考えればけっして高いものではないでしょう。

 ただ、この予約枠は非常に少なく、週末をまたぐ日程はすぐに満車になってしまいます。

 予約を考えている場合は、少なくとも利用日の予約受け付け開始と同時の申し込みが必要です。

 ただ受け付け開始日に予約がとれなくても、利用日が近づくと予約キャンセルにより空きが現れることが少なくありません。あきらめずにトライしましょう。

 もし予約がとれなかった場合の選択肢は「当日、時間に余裕を持って空港に行く」もしくは「空港外部の民間業者の駐車場を予約し、利用する」のふたつとなります。

羽田空港駐車場。P1・P2は第1旅客ターミナル(JAL、スカイマーク、スターフライヤー、日本トランスオーシャン航空)に近いが、朝から満車の場合も
羽田空港駐車場。P1・P2は第1旅客ターミナル(JAL、スカイマーク、スターフライヤー、日本トランスオーシャン航空)に近いが、朝から満車の場合も

 混雑が激しくなる週末(金曜日〜日曜日)は、おおむね午前6時から7時にかけて、P1〜P4は満車になり、P5の満車はそれよりやや遅れるという傾向にあります。そしてこの満車状態が解消するのは、午後の遅い時間です。利用する飛行機が午前中の便であれば、できるだけ午前6時前の到着を考え、空港に向かうスケジュールを立てましょう。クルマのなかでも公式サイトで駐車場の状況を確認し、空いている駐車場に直接向かうことをおすすめします。

 とくに第1&第2ターミナルから国内線利用でも、P1〜P4が満車でP5しか空いていない場合は、迷わずP5を選びましょう。P5に隣接する第3ターミナルから無料巡回バスで第1&第2ターミナルに移動すれば、P1〜P4で並んで待つよりも結果的に早くチェックインできる可能性が高いからです。

Next旅の日程にもよるが “手前”の駅近辺の駐車場を利用するのも手
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