10年着用も夢じゃない! アークテリクス担当者に教わる「ゴアテックス」ウエアを洗う5つのテクニック
●メンブレンにとって汚れは大敵
そもそもなぜ洗うと防水透湿性を保てるのでしょうか? その疑問は、GORE-TEXウエアの構造を理解することが解消の近道です。
GORE-TEXウェアは生地そのものが防水透湿性を持っているのではなく、汗による蒸れを逃がすけれども雨などの水は通さないメンブレンを、細かな産毛をもつピーチスキン素材の表地(3層の場合は裏地も)を貼り合わせています。

表地も裏地も耐水性があるわけではないので、皮脂や日焼け止め、花粉やPM2.5など微細な汚れが生地の目を通り抜け、生地とメンブレンの間に入り込むのです。これがメンブレンの剥離や衣服内の蒸れなどの原因に。
GORE-TEXメンブレンの機能を最大限に発揮させるには中性洗剤でしっかり汚れを落とすことが大切というわけ。
●ではどのように洗えばいい?
GORE-TEXウエアの手入れは洗濯だけではありません。ハスの葉にのった水はコロコロと水玉になって流れ落ちます。
ハスの葉には頭が半球となった突起が並んでいるのですが、GORE-TEXウエアの表地も産毛(はっ水基)が直立することで雨をはじいています。
ところが着用を続けるうちに産毛に油分などの汚れが付着して倒れ、水玉を作らなくなってしまいます。いわゆる撥水性が落ちた状態。

こうなると生地が水を含むので重く、また、水は熱を伝えやすいので冷たく感じるというわけ。もちろんメンブレンの穴を塞ぐので透湿性が落ちます。
撥水性の肝となる微細な産毛を整えるのが熱。乾燥機やアイロンで60℃程度の熱を加えることで表生地が整い、撥水性が復活します。
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