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ロータスが新型ロードバイク「タイプ136」を世界初公開 限定136台のモデルは約462万円

わずか9.8kgの電動アシストロードバイク

 英ロータス・カーズは2023年11月1日、パフォーマンス電動アシストロードバイク「Type136(タイプ136)」を発表しました。

ロータス新型電動アシストロードバイク「タイプ136」
ロータス新型電動アシストロードバイク「タイプ136」

 ロータスは1948年に創業、2023年に設立75周年を迎えた英国のパフォーマンスブランドで、これまで「エスプリ」「エリーゼ」「エリート」などの2シータースポーツカーを開発してきました。

 2017年には中国のジーリー傘下の企業となり、現在は「エミーラ」「エヴァイヤ」「エレトレ」「エメヤ」をラインナップしています。2020年代後半にはEV専業メーカーとなることが発表されています。

 今回登場した最新のロードバイク、タイプ136は、ロータスらしく軽量、そして電動アシスト化が施されています。

 イタリアで手作りされた軽量カーボンファイバーフレームと最先端のコンポーネントにより、タイプ136の重量はわずか9.8kg。V字型のハンドルバーや翼型のフォーク、アーチ状のチェーンステーが特徴で、エアロダイナミクスにも優れているといいます。

 ウオーターボトルのように見えるのはバッテリーで、ボタンを押すだけでフレームから取り外せるようになっています。

 電動アシストシステムはロータスの火星着陸計画から派生したもので、市場でもっとも軽量なシステムとなっています。その総重量はわずか1.2kgで、モーター自体の重量は300gといいます。

 ロータスはこれまでもロードバイクを開発しており、なかでも「タイプ108」はロードバイクの設計を根本から変えたといいます。

 そのタイプ108に影響を受けたサイクリストの一人が、オリンピックで6度の優勝を誇る英国人、サー・クリス・ホイ氏です。彼は現在、ロータスのブランドアンバサダーを努めています。

 クリス・ホイ氏は「これは素晴らしいバイクで、ロータスの先駆的な努力と長年にわたるそのバイクの象徴的な地位について多くのことを物語っています。私が10代の頃、クリス・ボードマンがパワーアップしているのを見たのを鮮明に覚えています。」タイプ108 は 1992年のバルセロナで金メダルを獲得し、2年後のツール・ド・フランスでイエロージャージを着用しました」とコメントしています。

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 タイプ136は、そのタイプ番号の伝統に敬意を表し、まずは136台限定の初回生産バージョンが発売されます。これらにはシリアルナンバーが入り、ロータスのスポーツカーと同じカラーリングで入手可能になります。

 また2024年春には標準モデルが発売される予定です。

 英国での車両価格は、初回生産モデルが2万5000ポンド(日本円で約462万円)、標準モデルが2万ポンド(約370万円)です。

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