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ベントレーが超豪華ヨットのインテリアを制作!? 1隻限りのワンオフでデザインされた「コンテスト67CS」とは?

ベントレーの伝統と技術が詰まったオーダーメイドのインテリア

 英国ベントレーモーターズは2023年11月9日、オランダのContest Yachts(コンテスト・ヨット)社の超豪華セーリングクルーザー新型「コンテスト67CS」のインテリアを特注で制作したと発表しました。

ベントレーがインテリアをデザインした超豪華ヨット、コンテスト67CS
ベントレーがインテリアをデザインした超豪華ヨット、コンテスト67CS

 全長20mを超える大型ヨット、コンテスト67CSとベントレーの両方のオーナーである個人顧客が、オーダーメイドのインテリアの作祭を依頼。「コンチネンタルGT」と「ベンテイガ」のインテリア制作を担当したベントレーのデザインチームはこのチャレンジングな提案を受け入れ、ベントレー車で使われている素材と技術に基づき、完全にオーダーメイドのインテリアを作成しました。

 ベントレーは、コンテスト ヨットのデザイン チームと緊密に協力して、唯一無二のインテリアを制作。3Dプリントなどのプロトタイピング手法を利用して、厳密な仕上げと厳しい品質基準が満たされていることを確認するために、取り付け前に製造されたソファなど一部のアイテムの完全なモックアップを制作したといいます。

 またベントレーの象徴的なダイヤモンドキルティングの本革は、船の内部全体にわたってマッチング。さらに顧客の好みに合わせて一から作成されたティッシュボックスやドリンクコースターなどにも採用されています。ベントレーのエンジニアリング施設で手作業で作られたソファは、このトリムで精密に仕上げられました。

 コンテストのCEO、アリエン・コニン氏は「ベントレーモーターズと協力し、クルマとヨットのインテリアを完全にマッチさせるオプションを当社のポートフォリオに追加できることを嬉しく思います。以前もコンテスト59CSでワンオフのインテリアを制作しましたが、今回は私たちの協力関係をまったく別のレベルに引き上げました。高級ヨットと高級車のふたつのシリーズを統合することは完全に理にかなっています」とコメントしています。

 ベントレーモーターズのエンジニアリング担当取締役、マティアス・ラーベ博士は「ヨットのインテリアもクルマと同様、細部まで正確でなければなりません。当社のデザインチームにとって、自分たちの工芸スキルをインテリアに適応させることは困難な作業でしたが、その結果に満足しています。出来栄えは、困難に立ち向かい、可能性の限界を押し広げた職人の驚くべき才能と技術の証です」とコメントしました。

Gallery えっ、これが船の室内!? ベントレーが制作した超豪華ヨットのインテリアを写真で見る(17枚)

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