最後のベントレー「ミュルザンヌ」が保存車両に 英国王室特注の1台は故エリザベス女王の愛車
室内には女王のハンドバッグを収納する特注のトレイも
英ベントレーは2023年11月23日、ベントレー「ミュルザンヌ・エクステンデッドホイールベース(EWB)」最終モデルをベントレーのヘリテージコレクションに収蔵すると発表しました。

ミュルザンヌは2009年にペブルビーチ・コンクール・でレガンスで発表された、ベントレーのフラッグシップモデルです。シャシや6.75リッターV型8気筒エンジン、内外装のデザインはすべてゼロから開発されたモデルです。
2016年にはジュネーブショーにて改良新型が発表されています。このモデルは新設計のシートやドアトリム、アームレスト、そして最新のインフォテイメントシステムを備え、インテリアの高級感をアップ。またエクステリアも新しいデザインのグリルやライト、ボンネットでアップグレードされました。
また同年、ホイールベースを250mm延長したミュルザンヌEWBを発表。2020年に生産終了されるまでおよそ10年間にわたり、7300台が英国クルーにある工場で手作りされました。
今回、ヘリテージコレクションに加わったミュルザンヌEWBは、2020年製の「最後のミュルザンヌ」となります。故エリザベス2世女王陛下によって依頼されオーダーメイドで製造したもので、王室にふさわしい特注機能が満載。
ボディカラーはバーナトグリーンで、インテリアにはバールウォールナットのウッドパネルや深みのあるラムズウールのカーペットが敷かれています。後部座席にはプライバシーカーテンと英国王室の紋章が追加されたドアのウエストレール、また女王のハンドバッグを収納するため、フロント中央の肘掛け部分に特注サイズのトレイが設置されました。
さらに隠された青いパトライト、サイレン、拡声器も目立たないように設置され、ギアレバーの後ろのクルミ材突き板のドアの下に専用のスイッチパネルが隠されていました。
このモデルは537馬力を発生する6.75リッターV8エンジンを搭載、21インチアロイホイール、グリルとフロントウイングベント用のクロームブライトウェア、そして象徴的なフライングBが装備されています。
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ベントレー・ヘリテージコレクションは現在、世界最古のベントレー (1919年製3リッターEXP2) から 2021年の「コンチネンタル GTスピード」まで、45台の歴史的なベントレー車で構成されています。
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