レンガ色×黒の内装がおしゃれ! マツダ「CX-30レトロスポーツエディション」はレトロモダンの世界観がカッコいい意欲作
マイルドハイブリッド化で走りのなめらかさがアップ
ここからは、新たにレトロスポーツエディションが設定された最新のCX-30本体の魅力についても押さえていきましょう。

CX-30の全長は4395mmで、マツダのSUVラインナップでは“「CX-3」以上、「CX-5」未満”となるコンパクトモデル。ストレートにいってしまえば、「CX-3では小さいけれど、CX-5では大きすぎる」という人にジャストフィットなモデルです。
エンジンはディーゼルターボとガソリンの自然吸気式から選べ(レトロスポーツエディションも同様)、全長の割に広いラゲッジスペースを確保したファミリーにもオススメできるパッケージングです。
また、全高が1540mmと低く抑えられているため、機械式立体駐車場にも入庫できるのが大きな特徴のひとつでしょう。
そんなCX-30ですが、2023年9月にレトロスポーツエディションが追加されたのと同時に、商品改良もおこなわれています。
コックピット中央にあるディスプレイが8.8インチから10.25インチへ大型化されるとともに、ワイヤレス充電機能やApple CarPlayワイヤレス接続機能、USB-C端子などが追加されています。また、スマホを使って手元からエンジンを始動できるリモートエンジンスタート機能を始めとするコネクテッドサービスの強化も図られました。
久しぶりにCX-30に乗ってみると、フロアに対する着座位置が低めでスポーティな印象です。
また、ステアリング操作に対する反応の素直さは、運転する楽しさを追い求めるマツダ車らしい仕上がりです。路面からの衝撃が入ると足回りの硬さを少し感じますが、フラットライド感は良好。試乗車はガソリン車でしたが、パワー不足もなくしっかり走ってくれるという印象でした。
ガソリン車のエンジンは回転フィールが良好でしたが、現在のモデルは小さなモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様となったことで、なめらかさが一段と増した印象です。その上、3000回転を超えたときのスポーティな音質も、気分をアゲてくれます。
* * *
かつて2ローター・ロータリーエンジンを世界で初めて量産化してみたり、“枯れたジャンル”といわれていた小型オープンスポーツカーのクラスに初代ロードスターを投入して爆発的なヒットを記録したりと、マツダはとてもチャレンジングなメーカーです。
そんなマツダが提案する新たなコーディネート=レトロスポーツエディションは、クラスを超えた上質感と心地よさを味わえるインテリアとして、マツダファンや一部のクルマ好きのハートをしっかりとつかみそうです。
●MAZDA CX-30 20S RETRO SPORTS EDITION
マツダ CX-30 20S レトロスポーツエディション(2WD)
・全長:4395mm
・全幅:1795mm
・全高:1540mm
・ホイールベース:2655mm
・車両重量:1420kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHC+モーター
・排気量:1997cc
・変速機:6速AT
・エンジン最高出力:156ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:199Nm/4000rpm
・モーター最高出力:6.9ps/1800rpm
・モーター最大トルク:49Nm/100rpm
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)トーションビーム式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)215/55R18、(後)215/55R18
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