完全EVの“クラシックポルシェ”!? 世界51台限定モデルの964型ポルシェ「カレラRSR」が電動化されて登場
EVのクラシックポルシェが登場! タイプ964 RSRの電気モデルってどんなクルマ?
イギリスに本社を構えるEverrati(エバーラティ)社は、完全EVとなるポルシェ「911 RSR(964型)」を製作。オリジナルは世界51台の限定モデルでしたが、電動化されたこのモデルはどのようなクルマになっているのでしょうか。

オリジナルのポルシェ911(964型)は、1989年にデビューしました。
世界的に911の人気が高まっていたこともあり、新型車両の導入が求められ、ベースとなるエクステリアのフォルムは先代と大きく変えることなく、大幅なモデルチェンジが行われたクルマです。
多くのポルシェファンは、964型が最も原点的で911らしさを持っているとし、世界的にも高く評価されているモデルです。さまざまなグレードがラインナップされ、なかでも、911 RSRは最上級グレードとして設定されました。
RSRは「RennSport Rennwagen (レーシングスポーツ・レーシングカー)」の略で、その名の通り完全にレース仕様を目的としたクルマです。51台の限定モデルとして登場し、多くのコレクターやファンが存在します。
そんな911 RSRを完全電動化したのが、さまざまなクラシックカーの電動化を手がけているエバーラティです。
コンセプトとしては、クラシックカーとしての歴史を残しつつも、未来を見据えたテクノロジーの使用を掲げており、オリジナルへの敬意も示すものとなっています。
エクステリアはオリジナル同様のルックスを維持。最高峰のポルシェスペシャリストらによってレストアされた個体は、まさにRSRそのものといっても過言ではありません。大きなリアスポイラーを取り付け、レース仕様の外観が印象的です。
装着するホイールはHRE製の18インチ。5スポークのホイールの間からはレッドにペイントされたブレーキキャリパーが顔を出し、エクステリアカラーのイエローとマッチして、スポーティさと華やかさを両立します。
エバーラティが展開するモデルは、もちろんEVということからオリジナルに搭載されていた3.8リッター水平対向6気筒エンジンではなく、62kWhのバッテリーパックを搭載。それでもパフォーマンス値はRSRの名に恥じないものとなっており、最高出力は500馬力を発揮し、0-100km/hの加速は3.7秒です。
また、航続可能距離は約322kmとなっており、充電方法は直流でも交流でも可能となっています。
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