アウディ新型「S3」まもなく登場! 改良されたスポーツセダン/ハッチバックは23馬力アップの333馬力
よりパワーアップした2.0TFSIエンジンを採用
独アウディAGは2024年2月13日、現在開発中の改良新型「S3スポーツバック」「S3セダン」の画像を公開しました。

S3は、アウディのコンパクトハッチバックおよびセダンの「A3」をベースにしたスポーツモデルです。
A3シリーズは世界最大のマーケットであるコンパクトセグメントにおいて人気のモデルで、初代は1996年に登場。VWグループの「ゴルフ」とプラットフォームを共有するモデルとなっています。
現行型は2020年に登場した4代目で、日本では2021年5月に登場しています。同時に現行型「S3」もセダン/ハッチバックともに発表されています。
従来のS3は310馬力・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジン「2.0TFSI」を搭載していますが、改良新型S3は23馬力・20Nmアップの333馬力・420Nmを発生。
組み合わされるトランスミッションは7速Sトロニックで、より高い始動トルクによりさらに素早い加速が可能になっています。
またアウディのクワトロ(全輪駆動)を搭載。スポーツモデル「RS3」にも使用されるトルクスプリッターを搭載することで安定性が向上しています。この技術により、後輪間でアクティブで完全可変のトルク配分が可能になります。トルクスプリッターは、各ドライブ シャフトに電子制御の多板クラッチを使用し、運転状況と選択されたアウディドライブセレクトモードに応じて、カーブの内側と外側の後輪の間でトルクを最適に分配します。
これらにより、0−100km/h加速は4.7秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを発揮します。
アウディドライブセレクトは、新たに「ダイナミックプラス」モードを搭載。その名のとおりダイナミックな走りが可能で、エンジンとトランスミッションもそのモード専用にチューニングされています。アイドリング時の回転数は200rpm増加の1300rpmとなり、スロットルレスポンスもよりダイレクトになります。
新型S3には「プログレッシブステアリング」を標準装備。これはターンインするとレスポンスがよりダイレクトになるもので、ステアリングフィールの向上を図るために特性を調整しているといいます。
ブレーキも強化されています。新型S3では直径357mmサイズのブレーキディスクを採用、厚さも34mmと従来より4mm厚くなっています。キャリパーもツインピストンブレーキキャリパーを採用し、ブレーキ性能をさらに向上させています。
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まもなく欧州市場で発表される改良新型S3スポーツバックおよびS3セダンですが、日本導入時期など詳細は未定です。
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