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昭和世代なら現状の免許でも運転できる!? まるで「走る豪華ホテル」 最高級ドイツ車キャンピングカーの中身とは

乗員は4名 ぜいたくなキャンピングカーを運転できるのはどんな免許?

 続いて、車内を見ていきましょう。

 お洒落なバス、といった印象のスーパーソニックですが、内部に収まると車内と意識させるのはコクピットのみ。まるでホテルの一室に入ったような錯覚さえ覚えます。

 内部構造は、前方より、コクピット、リビング、キッチン、ベッドルームの4つに分かれています。

アドリアモービル「アドリア スーパーソニック890LL」のインテリア
アドリアモービル「アドリア スーパーソニック890LL」のインテリア

 コクピットは、ベースでもある商用バン「スプリンター」のものを受け継いでいますが、メルセデス・ベンツらしいしっかりとした作りで、ステアリングやメーターパネルは乗用車同様なものを備えています。

 さらにインフォメーションシステムは、「ハイ!メルセデス」の呼びかけに応じる音声操作対応の「MBUX」にアップデート可能となっています。

 さらに衝突被害軽減ブレーキ、車線中央維持アシスト、クルーズコントロール、駐車支援機能など先進の安全雨天支援機能も装備されています。メルセデス・ベンツが誇る高い安全機能が提供されるのも、スーパーソニックの魅力のひとつなのです。

 乗車スペースと兼用となるリビングエリアには、L字型ソファーと180度回転可能なフロントシートによるラウンジとなっており、飲食や歓談など寛ぎの時間を過ごせるスペースとなっています。車両中央部にあるのキッチンエリアは、本格的。3口のコンロ、シンク、クッキングスペース、177リッターの冷凍冷蔵庫、電子レンジ、カートリッジ式コーヒーマシンというった充実ぶり。ここまでの設備があれば、本格的な料理が楽しめます。

 最後部のベッドルームとキッチンの間には、短い廊下もあり、空間の広さを感じさせるポイントに。そのベッドルームには、ゆっくりと寛げるツインベッドが収まっています。

 この廊下にも秘密があり、左右に独立したトイレルームとシャワールームを用意。トイレとシャワーが一室にまとめられているキャンピングカーも多いだけに、贅沢な空間の使い方といえるでしょう。

 実は、もう一か所に就寝スペースが用意されています。その場所は最前方のコクピットエリアですが、しかし、前席がベッドになるわけではありません。なんとコクピット上部に、電動可動式のベッドスペースを装備しています。

 このベッドサイズは、1.9m×1.5mと、一般的なダブルベッド同等の広さがあるため、乗員4名が快適に休める就寝スペースを確保しています。さらに後部ベッドルームのツインベッドの間を繋ぐマットを追加することで、後部ベッドで3名の就寝も可能となっています。

 まさに走る高級ホテルと呼びたくなるスーパーソニック。これだけの贅沢なキャンピングカーを愛車とする人は限られますが、日本でも一定のニーズがあるとのこと。

 世界にはより大きなキャンピングカーも存在しますが、日本の道路事情を鑑みると、このクラスが最大級になるのでしょう。

運転免許に「中型」と書かれていればアドリア・スーパーソニックの運転が可能だ
運転免許に「中型」と書かれていればアドリア・スーパーソニックの運転が可能だ

※ ※ ※

 アドリア・スーパーソニックシリーズの車両重量は3520kgから4020kgとなるため、現状の普通運転免許で運転できる条件「車両総重量3.5t未満」かつ「乗車定員10人以下」はクリアできません。

 ただし、平成19年(2007年)6月1日以前に普通免許を取得した場合には、免許証に「中型は中型車(8t)に限る」と記載されているはずです。つまり中型限定免許となっています。

 この場合、「車両総重量が8t未満」、「最大積載量が5t未満」、「乗車定員10人以下」という条件をクリアするため、現状の免許のままでもスーパーソニックを運転することができます。

 また平成19年6月2日から平成29年(2017年)3月11日までに普通免許を取得した場合、「車両総重量が5t未満」、「最大積載量が3t未満」、「乗員定員10人以下」が運転できるため、こちらもクリアしています。

 それにしても、どんな人が、どんな風に活用されているのでしょうか。そんな想像も膨らませてくれた超高級キャンピングカーでした。

Gallery 【画像】いつかは欲しい「大人の秘密基地」 3000万円超の豪華キャンピングカーを写真で見る(25枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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