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定番モデルは飽きた? 「ちょいクセありの焚き火台」が人気!? キャンプの醍醐味をどう楽しむか“アウトドアの達人”が解説

●美しさに見とれたい「オブジェ系」

金丸さん:モダンアートのようなシルエットを持つ焚き火台も注目されています。ブレード状の鋼板が描く螺旋状のデザインが美しい「SPIRALPIT(スパイラルピット)」は、木材加工メーカーが主宰するアウトドアブランド「森の中ストア」が展開する焚き火台です。

VAGUE:美術館にあってもおかしくない印象的なフォルムですね。
 
金丸さん:灰受けこそ別体ですが、本体はもちろん折りたたみは不可という仕様もかなりハードコア。でも、作っている本人たちが“重い、大きい、それ以上に美しい”と言い切っている時点で完全にリスペクトです。

VAGUE:収納性に目をつぶれば満足感は高い?

金丸さん:そうそう。夜になり火を入れると、ブレードの隙間から漏れ出る、幻想的な炎に心を奪われてしまうんです。合理的な焚き火台も魅力的ですが、ひたすら炎を美しく演出することで、焚火の原始的な魅力をあらためて教えてくれるこんな焚き火台があるキャンプサイトは本当に豊かさを感じさせてくれますよね。

●自分の感性で選べる「カスタマイズ系」

VAGUE:円形の鉄プレート越しに見え隠れする炎が印象的なのが、ピネココの「アポロ21」です。

金丸さん:創業60年を超える老舗金属加工会社のサブブランド「PINECOCO(ピネココ)」が手がける、「見て楽しむ焚火台」がテーマの焚き火台で、デザインプレートを差し替えて楽しむことができるんです。

畏敬の念を抱かせる大自然の中に佇む “鹿”、自分の夢を信じる者だけが遭遇できる“ペガサス”、悩み多き人類に希望という名の魔法をかける“妖精”などデザインも多彩です。

VAGUE:そうかと思えば、アウトドアからはかけ離れたモチーフも混ざっている気がします……。

金丸さん:ピネココの代表が面白い人で、「焚火は自由なもの。火を入れたら開放的な気分でどのモチーフも心のまま自由に解釈して欲しい」と熱く語ってもらったことも。「忍者」や「海賊」は、炎から“戦い”を連想した結果思いついたそうで、モチーフ選びの自由さも相まってコアな焚き火ファンに注目されています。

VAGUE:デザインプレートはオーダーメイドも扱っているんですね。

金丸さん:高田純次さんがオーダーした焚き火台を見たことがありますが、ある意味ポップ、率直に言えば適当な図柄でシビレました。火を入れて揺らめく炎を眺めたブランドの方によれば「いかにも高田純次さんらしさを感じた」というのですから焚き火は奥が深いです。プレートの種類は今後も増えるそうなので、ハラハラしながらも期待しています。

Next定番メーカーも「変化球」で攻めてくる!?
Gallery 【画像】キャンプ場の目線を集める!? 個性派ぞろいの焚き火台を画像で見る(15枚)
杉山元洋
杉山元洋
編集者
VIPインタビューからモノ語りまで、撮って書く編集者。ホットハッチに自転車を積み、6つの車輪で旅をする6WheelsLifeをゆるめに解釈した「ゆる六輪の旅(ゆる6)」を提唱&実践。フィールドレコーディングやアウトドア、MYOG系バッグづくり、大衆酒場を愛好。メディア制作集団「Std. COALSACK」所属。東東京生まれ。

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