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えっ、雨の日は死傷事故が4倍!? よく聞く「ハイドロプレーニング現象」って何? スリップして事故らないために気をつけるべきポイントとは

タイヤの摩耗が5分山になったら交換のタイミング

 6月は梅雨の季節。近年ではこの時期、線状降水帯と呼ばれる局地的な豪雨が続くこともあり、危険な状態になることも珍しくはありません。

 そんな大雨の日には、クルマでの移動も気をつけなくてはなりません。とくに高速道路ではハイドロプレーン現象が発生することにより、クルマが大破するような事故に発展しかねないからです。

首都高の1時間あたりの死傷事故件数は晴天時0.06件/時間に対し、雨天時は0.27件/時間と約4倍に跳ね上がる
首都高の1時間あたりの死傷事故件数は晴天時0.06件/時間に対し、雨天時は0.27件/時間と約4倍に跳ね上がる

 首都高速ドライバーズサイトによると、雨の日の1時間あたりの死傷事故は晴天時と比べて約4倍、施設接触事故は約7倍になるというデータが掲載されています。

 道路に流れる雨水が深くなり、川のようになると、タイヤの溝が水を吐ききれなくなり、走行中にタイヤが路面から浮いてしまうのがハイドロプレーニング(ハイドロプレーン=水上飛行機)現象です。
 
 新品のころには8mm程度あったタイヤの溝深さも、走り込んで4mm以下になったら簡単に浮いてしまいます。

 ハイドロプレーニング現象を抑えるためには、新しいタイヤに履き替えることがひとつの方法です。推奨は、タイヤの摩耗が5分山になったら交換時期です。

 もうひとつ、ハイドロプレーニング現象を防ぐ手段は、クルマのスピードを落とすことです。

 擦り減ったタイヤほどハイドロプレーニング現象のリスクが高いので、大幅にスピードを落とす必要があります。水深が深いと、60km/hでもハイドロプレーニング現象が起こることもあります。

 タイヤの性能の中で、耐ハイドロプレーニング性能が高いタイヤとウエット性能が高いタイヤは別ものだと思ってください。

 耐ハイドロプレーニング性能とは、トレッドパターンの水はけの性能ですが、ウエット性能とはトレッドゴム(接地面のゴム)の濡れた路面での摩擦性能です。

 同じ雨降りの道でも、タイヤから見ると違う性能なのです。
 
 濡れた路面でなぜタイヤが滑ってしまうのかというと、アスファルト舗装の表面の小さな凹凸にゴムが引っ掛かって摩擦力を発生し、それがグリップ力になりますが、雨で濡れてしまうとアスファルト舗装とゴムの間に水膜ができて、引っ掛かりにくくなり滑ってしまうのです。

 ただいつでも簡単に滑ってしまうのではなく、ある程度までは濡れたアスファルト路面でもグリップしてくれます。もう少し力をが掛かると滑ってしまうわけで、限界点が低くなってしまうのです。

 だから濡れた路面を滑らないように走るにも、クルマのスピードを落とすことが大事なのです。

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