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ホントに“グーグルマップ”より使いやすい!? 日本の有名カーナビメーカーが本気で開発した最新「ナビアプリ」の実力は? 無料版と有料版の違いとは

カロッツェリア「楽ナビ」を彷彿させる「お助け」メニュー

 ルート案内中で驚くのは、そのきめ細かな音声ガイドです。

 それは単純に距離を案内するだけでなく、次の交差点まであと何分ぐらい走るのか、何番目の車線を走ればいいかなどをタイミング良く適格に案内してくれるからです。

COCCHi(コッチ)をディスプレイオーディオ上で展開中は、同時にスマホを起動することで分岐点をリスト表示するツインディスプレイが実現できる
COCCHi(コッチ)をディスプレイオーディオ上で展開中は、同時にスマホを起動することで分岐点をリスト表示するツインディスプレイが実現できる

 音声そのものは電子合成音を使っていますが、人の発話に近い高品質な「ニューラル音声」としたことで、とても聞き取りやすく、カーナビ用アプリではトップクラスの品質だと個人的には思っています。

 そして、コッチで何よりも使いやすさを感じるのが「お助け」メニューです。このボタンを押すと、周辺にある駐車場やトイレ施設をワンタッチで検索でき、ほかにも渋滞情報の確認や並走道路への切り替えなどのアシスト機能が利用できるのです。

 とくに併走道路の切り替え機能は、高低差を認識できないカーナビ用アプリにとって重宝するのは間違いありません。

 これらはまさにパイオニアが車載カーナビ「楽ナビ」で培ったノウハウが活かされたものと言っていいでしょう。まさにこうした点が評価され、ダウンロード数が増えていったのではないかと思います。

 また、コッチはこれからのアップデートにも大きな期待が持てます。

 パイオニアによれば、サービスを提供した2023年9月以降、これまでに5回のアップデートが行われているそうです。直近でも2024年5月23日にはスマートフォンでの表示を、これまでタテ表示のみだったのをヨコ表示でも可能としました。また、「ゼンリン住宅地図オプションプラン」(月額1050円/月額)の提供も開始しています。

 さらに同年6月18日には「Apple CarPlay」「Android Auto」でのジャンル検索に対応し、駐車場、ガソリンスタンド、トイレ、コンビニなど計6種類の施設をディスプレイオーディオの画面上から簡単に探せるようになりました。

 また、「コッチ」アプリ単独利用での音声検索にもこの時から対応し、目的地を探す使い勝手を飛躍的に向上させたのです。パイオニアによれば、このアップデートは今後も継続され、可能な限り利用者の要望に沿っていくとのことでした。

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会田肇
会田肇
モータージャーナリスト
1956年、茨城県生まれ。大学卒業後、自動車雑誌の編集部を経てフリーランスに転身。カーナビやカーAV分野を中心に取材・執筆活動をスタートし、現在はインフォテインメントシステム、ADAS(先進運転支援システム)、ITS(高度道路交通システム)など幅広いモビリティ分野を取材対象としている。また、趣味である旅行好きが高じてエアライン関連の取材・執筆も行う。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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