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最高出力700馬力! “F1でもおなじみ”「マクラーレン」の最新オープン・スーパーカーの実力とは? より艶やかになった乗り味に注目です

見事なロードホールディングを見せつける足回り

 このように、表向きはPHEVの体(てい)ではあるものの、「アルトゥーラ スパイダー」が搭載する駆動モーターの本懐はパワーサプライですから、走ってナンボのところは何より気になるところでしょう。

マクラーレン「アルトゥーラ スパイダー」
マクラーレン「アルトゥーラ スパイダー」

 スパイダーは前述のアップデートをすでに織り込んでつくられていますが、エンジンとモーターの連携、エンジン本体の吹け上がりと、パワートレインは全般になめらかさを増した印象でした。

 ハードは変わっていないということでしたが、つくり込みが進んでスムーズさが増すことはままあることです。

 が、やはりそれ以上に効いているのは、アップデートによるフィーリングの向上でしょう。速さの質はモーターの加勢もあってフラットな印象ですが、サウンドの変化が高揚感を高めてくれるなど、艷やかさが増したこともニュースのひとつです。

 と、それにも増して驚かされたのが、電子制御可変ダンパーの応答速度を大幅に高めたという足回りの出来栄えでした。低速域からのしなやかな乗り心地、高速域でのフラットなライドフィールはスーパースポーツというよりGTといった趣で、なんなら毎日乗っても苦にならないほど平穏です。

 果たして、700psのパワーを預けるには軟派すぎるのでは? と心配になるほどですが、これが高負荷域になると見事なロードホールディングを見せてくれます。

 マクラーレンといえば、電動油圧式パワステにこだわり濃密な操舵フィールを供してくれますが、それは「アルトゥーラ」も然り。加えて、繊細に躾けられた操作系のタッチや視界のよさといった数々の美点が、クルマを手の内に収めているという安心感につながっています。それらが持てるパワーをしっかり使いこなす自信へとつながるわけです。

* * *

 パワートレインのみならず、シャシーの進化もはっきり体感できる……ちょっとキツネにつままれたかのような話ですが、デジタルの威力や恐るべし、といったところでしょうか。

 ともあれ「アルトゥーラ」シリーズは第二のデビューを果たしたといってもいいほどの変貌を遂げたことは間違いありません。

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