京都・奈良・大阪の“三都”を結ぶ超豪華な観光列車 休日はいつも満席 でも一度は乗りたい「近鉄特急」とは
“手軽”に豪華な列車での旅が味わえる
現在、“ゆったりとした列車の旅”が見直されています。
その最高峰は、JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」およびJR西日本の「TWINLIGHT EXPRESS 瑞風」でしょう。いずれも長大編成ながら、ゆとりある乗車定員が特徴で、日本各地を周遊し、“列車の旅そのもの”を楽しむというコンセプトで運行されています。
ただこの両者のチケットはいわばプラチナチケットで、購入には高い倍率の抽選をくぐり抜けるという幸運が必要です。しかもチケットそのものが高額であること、旅程が短くても1泊2日、長い場合は3泊4日にもなり、「旅に出たいなと思ったときに気軽に使う」わけにはいきません。
しかし国内の鉄道事業者が運行する列車のなかには、もっと手軽に列車旅を楽しめるものがあります。その代表格が、近畿日本鉄道が運行する「観光特急あをによし」(以下、あをによし)です。

あをによしは、古都・奈良にかかる枕詞を由来とすることからもわかるように、大阪、京都と奈良を乗り換えなしで結ぶ列車です。
大阪難波駅から近鉄奈良駅までの上下線、京都駅から近鉄奈良駅までの上下線を基本として1日8便が運行され、うち2便は大阪難波駅と京都駅を、近鉄奈良駅を経由して結んでいます。運行日は原則として木曜日を除き、毎日となっています。
編成は1号車から4号車までの4両編成で、1号車、3号車、4号車は1列×1列の「ツインシート」、2号車は3〜4名で使う半個室タイプの「サロンシート」となっています。
2号車には軽食や飲料、オリジナルグッズを取り扱う「販売カウンター」が、4号車には沿線に関する書籍がソファシートで自由に閲覧できる「ライブラリー」が設置されています。
こうしたゆとりある車内では、限定販売のオリジナルスイーツ、クラフトビールに代表されるアルコール類、ソフトドリンク、各種のフードが旅を彩ります。とくにクラフトビールについては、カウンターに設置した生ビールサーバーからつぎたてのものが味わえるという凝りようです。
また車内には“和モダン”の制服に身を包んだ専属アテンダントが乗車し、サービスを提供します。
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