真冬の草津温泉へ優雅に向かう 定期特急よりも豪華編成“グリーン車”付きの臨時特急「草津・四万61号」とは
草津温泉への旅行に便利な特急「草津・四万号」
関東地方の人が温泉旅行に行こうとすると、群馬県にある草津温泉が候補に上がることは間違いないでしょう。
草津温泉は泉温が高いことで知られています。そのため、冬の寒い時期とはとても相性がいい温泉だと言えるでしょう。
さらに、泉質は酸性で「湯の花」の元となる硫黄の成分も多く含んでおり、効能が非常に高いことでも有名です。
草津温泉に向かう方法は、高速バスや鉄道などいくつかのルートがあります。
その中でも、JRの特急「草津・四万号」を使うルートは、速達性と快適性が高いでしょう。

特急「草津・四万号」は基本的に、上野駅を始発として、長野原草津口駅まで運転される列車です。長野原草津口駅までは途中、赤羽、浦和、大宮、熊谷、高崎、新前橋、渋川、中之条の駅にも止まります。
長野原草津口駅からはJRバスに乗り換えて、20分から30分ほどで草津温泉バスターミナルまで向かうことができます。
草津・四万号は草津温泉に向かう多くの人に利用されており、特に冬の時期には温泉旅行の需要が高まるため、定期列車に加えて、臨時列車が設定されることが恒例です。
その中でも特に魅力的なのが「草津・四万61号」です。
草津・四万61号はおもに、休日の前日や翌日(主に月曜日と金曜日)に設定されており、具体的には、1月の27日と30日、2月の3日・7日・10日・14日・17日・21日・25日(この日のみ祝日の関係で火曜日に設定)・28日に運行されます。
ただ、この草津・四万61号の魅力を語るには、「草津・四万号」の歴史を少し振り返る必要があります。
現在、定期の草津・四万号は、5両編成のE257系という車両で運転されています。5両全車が普通車指定席で、自由席やグリーン車の設定はありません。
草津・四万号は以前、特急「草津号」という名前で運転されていました。さらに、普通車のみならず、グリーン車も連結した7両編成の651系という車両で運転されていました。
ただ、この車両の老朽化が深刻な問題となったため、2023年のダイヤ改正で車両が651系からE257系に変更されました。その際に、両数は7両から5両に減り、グリーン車の連結もとりやめになってしまったのです。
また、列車の名前も「草津号」から、途中の中之条駅にほど近い「四万(しま)温泉」の名前も加えた「草津・四万号」に変更になりました。
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