三菱「ランエボIX」がオークションに登場! 価格は驚きの2500万円超え!! 国産スポーツカーの中古車相場は“異常なレベル”まで高騰中
好条件の車両ながら落札価格は新車時の4倍以上
新車にはメーカーが定める“定価”が存在します。その点、中古車の価格は需要と供給に左右される“時価”となります。

ここ20年ほど、クラシック・フェラーリが暴騰し続け、空冷のポルシェ「911」がその後に続き、最近では日本のスポーツカーの値上がりがすさまじいことになっています。
それにしても……まさか三菱「ランサーエボリューション」が2500万円もする時代がやって来るとは、微塵も思っていませんでした。
先日、アメリカのオンライン自動車オークションサイト・Bring A Trailerで、2007年式の三菱「ランサーエボリューションIX MR」が16万1000ドル(約2503万円)で落札されたのです。
走行距離がわずか461マイル(約742km)で、完全ノーマルな状態が維持されている好条件のモデルだったとはいえ、開いた口がふさがりません。
出品者が新車時にディーラーへ支払った総額は3万7424ドル(現在のレートで約582万円)とのことですので、4倍以上の価格で売却されたことになります。
もちろん、Bring A Trailerで売却された中で最高額の“ランエボ”となりました。
それまでの最高額は、2022年に落札された2台の「ランサーエボリューションIX」。2200マイル走行の「スペシャルエディション」と809マイル走行の「MR」で、落札価格はいずれも9万ドル(現在のレートで約1399万円)でした。
●今回の落札価格の影響で日本での相場も急上昇!?
日本での相場がいくらくらいか気になって調べてみると、走行距離が少なくて改造が施されていないもので1000万円弱となっています。しかし、今回のアメリカでの落札価格で、いずれ日本での相場も影響を受けることでしょう。
「高い! 高過ぎる!!」といいたくなる相場ですが、これが中古車市場の面白いところ。それだけ需要がある、ということに尽きます。
三菱がアメリカに持ち込んだ「ランサーエボリューションXI」は8200台強と推測され、そのうち「MR」は4000台強だったといわれています。台数という意味ではそこまで希少価値があるわけでもないのですが、これが現実です。
Bring A Trailerのコメント欄を読み漁ってみると、出品者は普段、2003年式の“ランエボ”に乗っていて、当該車両は大切に保管してきたようです。
それにしても、17年間も動態保存するとは……。もったいなくて乗れなかったのか、値上がりを見越してのことだったのか、気になるところです。
ちなみに出品者は、過去にBring A Trailerで1986年式の三菱「スタリオン」のオークションに入札していました。残念ながら落札には至らなかったようですが、三菱車のファンであることは容易に推察できます。
なお、当該車両には、出品者が購入していたスペアパーツ(オイルフィルターやOリング)、“ランエボ”が取り上げられた多数の雑誌、新車カタログ、Tシャツなどが付属します。この辺りを見ると、出品者が偏愛し過ぎて乗れなかったパターンかなぁ、と思ってしまいます。
当該車両の落札者は、果たしてこの“ランエボ”をドライブするのでしょうか? それとも、同じように動態保存し、さらなる価値の向上を待つのでしょうか?
いずれにしても、スポーツカーを新車で購入して動態保存しておけば、いつの日か得する……という方程式はいつまで続くのでしょう。
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