“ランクル”に「強敵」出現!? 中東で愛される日産の旗艦オフローダー「パトロール」の実力とは? 日本市場への展開にも期待大
優しく護られているかのようなドライブフィール
新型「パトロール」のオンロードでの乗り心地は、この手のクルマとしては相当快適です。

特筆すべきは路面状況の変化にも動じないフラットライドぶりで、ここは四輪独立懸架がいい仕事をしているのでしょう。加えて、エアサスのおかげで凹凸越えのアタリも丸く、突き上げに伴う音や振動の侵入もしっかり抑えられています。
ワインディングでも自然なロールと接地感で上屋の動きをしっかりドライバーに伝えてくれますから、自信を持って巨体を操ることができました。
ボディ・オン・フレーム構造では車台と上屋との動きにどうしても位相差が現れますが、新型「パトロール」はそれも最小限に留められているため、一体感とまではいわずともモノコックシャシーのクルマに限りなく近い感覚でコーナーに臨むことができます。
一方の悪路では、ボディ・オン・フレームならではのメリットをしっかり感じることができました。
小麦粉のように砂質がきめ細かい中東の砂丘では、スタックしないようにアクセル全開で砂をかき出しながら頂上まで駆け上がっては下るという、クルマにとっても乗員にとっても激しい衝撃がつきまとうような走りを余儀なくされますが、連続する上下動も車台側の堅牢さと上屋側の減衰感のおかげで、クルマに優しく護られているような安心感に浸れます。
その包容力は走り味にも現れていて、人も足を取られそうな砂漠の中でも途切れることなく、しっかりとトラクションをかけ続ける推進力には感心させられました。
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たとえメイド・イン・ジャパンであっても価格は限りなく四ケタゾーンになるでしょうし、車格的には停める場所を選ぶなど、日本でこのクルマに乗るとすれば不自由なことも十分想定できます。
でも、「GT-R」のディスコンが決定的な今、カテゴリーは違えど日産自動車にはこれくらい突き抜けた選択肢があってもいいのではないか? という気もします。何より、乗った際の動的質感の高さを知るにつけ、これは日本のクルマ好きにもぜひとも体験して欲しいと思うわけです。
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