最後尾車両に注目!? “まぁるいミドリの”JR山手線にある 季節を感じることができる「表示」とは
季節を彩る山手線の花のデザイン
いつの時代も山手線では、時代の先端を行く車両が導入されてきました。
現在では、2016年にデビューした「E235系」と呼ばれる車両が活躍しています。
運行開始当時には、「中吊り広告のかわりに沢山の液晶モニターで広告を流す」という新しい取り組みなどで注目を集めました。
首都圏の顔として活躍しているE235系ですが、この車両には、意外な注目ポイントがあります。

それは、後部の行先表示器に表示される花の絵です。この小さなデザインには、季節感を感じさせる心遣いが込められています。
このデザインは、1月から12月まで、それぞれの月を代表する象徴的な植物が採用されているのです。
1月はツバキ、2月はウメ、3月はタンポポ、4月はサクラ、5月は菖蒲、6月はアジサイ、7月はアサガオ、8月はヒマワリ、9月はヒナギク、10月はススキ、11月はイチョウとモミジ、12月はシクラメンです。
では、なぜJR東日本は花の絵を表示しようと考えたのでしょうか。
この絵が導入されるきっかけとなったのは、行先表示器の後部の活用方法に関する議論でした。
JR東日本の担当者によれば、「前面については行先表示を行いますが、列車の後部については駅出発後や走行中に行先表示を行う必要性が少ないため、何か表示できないかと考え、実施に至った」と言います。
この取り組みは、鉄道ファンだけでなく、普段から山手線を利用する人々にも親しみやすさを感じさせ、日常の中にささやかな癒やしをもたらすことにつながります。
花の絵には、視覚的な効果だけでなく、心理的な効果も期待されます。
桜やアジサイといった季節の花は、乗客にとってそれを見るだけでその季節を感じさせる効果があります。
都市部などの季節の移り変わりを実感する機会が少ない場所でもJRの取り組みによって、日々の忙しい移動の中にちょっとした楽しみがもたらされるという声も少なくないようです。
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さらに、この花の表示は山手線だけでなく、E235系が導入されている横須賀・総武快速線の車両でも採用されています。他の路線でも同様の工夫を楽しむことができる点は注目に値するでしょう。
一方で、この取り組みが他の路線へ拡大するかどうかについて、JR東日本の担当者は「現時点で計画はございません」と明言しています。
そのため、現在この表示が見られるのは限られた路線にとどまっている状況です。
ただし、すでに導入されている路線での成功例があることから、今後の状況次第では他路線にも広がる可能性もゼロではないと言えるでしょう。
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