「世界初の某ハンバーガー」が生まれるきっかけとなった【海老かつ】とは――「とんかつと旬のお料理 かつ吉 水道橋店」(水道橋)をレポート
●あのバーガーが生まれたきっかけはこれ!「海老かつ(160g)」
意外なきっかけ、というのも古くからあるお店ではよくあること。「祖父が四国でエビカツを食べて、これはうまい! となって。その店の仕込んでいるところを、ビール飲みながら見て覚えて。それを東京に戻ってきて、うちのやり方で作ったのが、「海老かつ」なんですよ」。

そして、この海老かつを食べた某ファーストフード会社の社長。「なんだこれは!」と美味しさに驚き、作り方をいろいろ聞いてきたとのこと。そして数ヶ月後に生まれたのが『エビバーガー』。
「許可? 全くなかったよ。うちで某ファーストフード会社の社長が食べた後、バーガーになってたからね」。日本初、いや、世界初の海老バーガーは、ここの海老かつがきっかけ。「まぁうちも、四国で祖父が食べて、美味しかったから出すようになったからね」。と笑いながら話す社長。
海老かつが美味しかったから、バンズに挟もう! と思った某ファーストフード会社の社長もすごいけれど、わかっていて笑い飛ばしているかつ吉の皆さんもすごい!
店内をいろいろ見渡していると「天狗煙草」と書かれたアンティークなものもいくつか。「曽祖父はタバコが専売制になる前はタバコを作っていたので、そのブランド名ですね」。
調べてみると、社長の曾祖父である岩谷松平氏が営む岩谷商会は、明治時代のたばこ業者の一つで、奇抜な発想でタバコの宣伝をし、大いに人々の注目を集めた人物。そして「祖父は53人兄弟の52番目だったって聞いているからね」と社長。
ええっ! ものすごい人物だったんですね。もしや子だくさんの日本記録かも!?

さりげない会話の中に、驚くことがいっぱいあるので話が尽きない。社長のひいおじいさんがタバコの実業家で、52番目に生まれたおじいさんがかつ吉の創業者で、そば猪口など器のコレクター。親戚はわかるだけで何人いるんだろう。冠婚葬祭、想像しただけでなんかすごそうです。
そして、店の並び、数十メートル先にある洋食の店「菩提樹」は姉妹店。「こっちではカツ丼やカツカレーを出していないけれど、菩提樹では出しています。なので、とんかつが食べたかったらこっちに、カツ丼が食べたかったら菩提樹に。でも菩提樹は最近、ハンバーグが人気だけどね」とニッコリ。
A5等級の牛肉を使った料理が人気の菩提樹。そっちももちろん食べに行きたい! ちなみに、菩提樹の方にはそば猪口ではなく大皿が飾ってあるとのこと。次回水道橋に来た時には、菩提樹でハンバーグかカツ丼を味わいたと思います!
エピソード豊富、そして古民家のようなどっしりと落ち着いた雰囲気、何より揚げたてのとんかつが絶品なかつ吉。常連さんが親子3代、4代にわたって通い続けるというのも納得のお店でした!
とんかつと旬のお料理 かつ吉 水道橋店
住:東京都文京区本郷1-4-1 全水道会館ビルB1
TEL:03-3812-6268
営:11:00〜15:30、17:00〜22:30、土曜11:00〜22:30、日曜・祝日11:00〜22:00(LO各60分前)
休:なし(年末年始のみ)
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