全長4.8m超えの“広いX3”!? BMWの人気ミドルSUV新型「X3」にホイールベースを110mm延長した「X3L」中国で登場
後席のレッグルームは1メートル以上確保
独BMWは先ごろ、中国市場向けに開発した新型「X3」のロングホイールベース仕様「X3L」を発表しました。

従来型のX3は、2023年に世界でもっとも販売されたBMWモデルでした。
中国だけでも、約15万6000台のX3が販売されました。これは、中国でのBMW Xモデル全販売台数の約40%にあたります。
今回発表された中国仕様の新型X3Lは、瀋陽市のリディア工場で生産され、これまで以上に中国のユーザーの希望に合わせたモデルとしています。
ボディサイズは、全長4865mm、全幅1920mmと、ミッドサイズSUVの中でも最大級のサイズを誇ります。ホイールベースは標準仕様のX3より110mm延長し2975mmになりました。これにより、乗り心地と走行安定性が向上し、特に後席の快適性が格段にアップしています。
後席の膝周りのスペースは96mm拡大し、レッグルームは1メートル以上を確保。長距離移動時の快適性が大幅に向上しており、中国市場で求められる高級SUVの基準を満たしています。
新型X3Lは、BMWの最新デザイン言語を採用し、洗練されたフロントフェイスと力強いボディラインが特徴です。ホイールベースの延長に伴ってルーフラインも長くなり、リアエンドにそっと流れ込み、ダイナミックに引き延ばされたシルエットを作り出しています。
インテリアには高品質なマテリアルが使用され、ロングホイールベースならではの広々とした空間が魅力となっています。また、最新のiDriveシステムが搭載され、ドライバーと乗員に最先端のインフォテインメント体験を提供。快適なドライブを支える機能が充実しています。
パワートレインには、2種類の4気筒ガソリンエンジンが用意されています。エントリーモデルとなる「X3 xDrive 25L Luxury」は、最高出力190馬力・最大トルク310Nmを発生し、0-100km/h加速は8.7秒を記録。日常のドライブからロングツーリングまで、バランスの取れた走行性能を提供します。
一方、よりパワフルな「X3 xDrive 30L」は、最高出力258馬力・最大トルク400Nmを発生し、0-100km/h加速は6.5秒をマーク。ダイナミックな加速性能を備え、BMWらしいスポーティなドライビングを実現しています。いずれのモデルも、4WDシステムの「xDrive」を採用し、安定したトラクションと優れたハンドリング性能を誇ります。
BMWは、中国市場においてロングホイールベース仕様のモデルを積極的に展開しており、新型X3Lもその一環です。特に後席の快適性を重視する中国の消費者に向けたモデルであり、高級SUV市場でのBMWの存在感をさらに強めることになるでしょう。
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