「買いたい…でも買えない」なお受注停止中のトヨタ「ランクル300」が一部改良し“盗難防止機能”を拡充! 価格は525万円から
一部改良で「マイカー始動ロック」をトヨタ初採用
トヨタは2025年3月24日、世界的な人気モデルとなり、現在もなお受注停止が続いている「ランドクルーザー300」の一部改良モデルを発表しました。

今回の改良では、盗難防止機能の強化に加え、安全装備の充実やサイバーセキュリティ対応、排出ガス規制への適合など、最新の技術が取り入れられています。
盗難防止機能の強化では、新たに「マイカー始動ロック」がトヨタ車として初めて採用されました。これは「My TOYOTA+」アプリを使って車両の始動をロックできる機能で、車両を使用しない時間帯のセキュリティを向上させます。
さらに「スマートキー測距システム」が全グレードに標準装備され、スマートキーの位置を高精度に認識し、車両付近にいない場合はドアの解錠やエンジン始動を制限することで、不正なアクセスを防ぎます。
また、従来は上級グレードにのみ設定されていた「指紋認証スタートスイッチ」がGXグレードを含めた全グレードに標準装備され、不正なエンジン始動をより効果的に防止できるようになりました。
安全装備も強化されており、「プリクラッシュセーフティ」の対自転車運転者向け衝突被害軽減ブレーキ機能が向上しました。また、万が一の事故時に車両の走行データを記録する「イベントデータレコーダー」にも対応し、より高い安全性を確保しています。
さらに、車両のネットワークセキュリティを強化する「サイバーセキュリティ対応」も行われました。ディーゼルエンジン車では、路上走行時の排出ガス規制(RDE)に適合し、環境性能の向上が図られています。
メーターも従来のオプティトロンメーターからTFTカラーメーターに変更され、視認性と情報表示の利便性が向上しました。「GR-S」「ZX」「VX」グレードでは12.3インチ、「AX」「GX」グレードでは7インチのディスプレイが採用されています。
ディスプレイオーディオも改良され、全グレードにコネクティッドナビ対応の8インチディスプレイオーディオを標準装備しました。さらに、「GX」を除くグレードには、12.3インチの「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」がメーカーオプションとして設定され、より高機能なナビゲーションシステムを選択できるようになりました。
今回の改良に伴い、約13万~15万円引き上げられ、ランドクルーザー300の消費税込みの車両価格は525万2500円から813万6700円となりました。盗難防止機能の強化をはじめ、安全性や環境性能の向上、インフォテインメントの充実が図られ、より安心して快適に乗れるモデルへと進化しています。
なお、トヨタ公式サイトには「ランドクルーザー“300”は、法規対応等の一部改良を実施いたしました。引き続き、ご注文をいただき、ご納車をお待ちいただいているお客様の車両を優先的に生産させていただくため、ご注文を停止させていただいております」と記載されています。
受注再開・納車となるまでは、しばらくの辛抱が必要です。
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