カウンタックやミウラ以前の「4人乗りランボルギーニ」をオークションで発見 最高時速248キロ 60年前の“スーパーカー”とは
1966年から1968年にかけて製造された224台のうちの1台
2025年2月にフランス・パリで開催されたRMサザビーズ主催のオークションで、1966年製のランボルギーニ「400GT 2+2ツーリング」が出品され、落札されました。
400GTとはどんなクルマなのでしょうか。

1963年に世界初公開された、ランボルギーニ最初のプロトタイプ「350GTV」に続き、同年に発表されたランボルギーニ初の市販モデルとなったのが、よりグランドツーリングカー(GT)らしいキャラクターを持った「350GT」でした。
この350GTをベースに改良をおこない1966年に登場したのが「400GT」です。
350GTのホイールベースは維持しつつ、350GTの3.3リッターV12エンジン排気量を3.9リッターに拡大、400GTはこれまでの270馬力から320馬力へと出力を向上させました。組み合わされるトランスミッションは5速MTです。
350GTの一部のモデルには斬新な「2+1」シートが採用されていましたが、大多数は2シーターで構成されていました。ランボルギーニは新たに改良した400GTで2人乗り仕様をわずか24台製造した後、4人乗り仕様の「400GT 2+2」を1966年3月のジュネーブモーターショーで初公開しました。
400GT 2+2はキャビンスペースが広くなったほか、後部の荷室が大きくなり、燃料タンク容量が増えました。またこうした実用性の向上だけでなく、最高速度約248km/h、0−100km/h加速は5.7秒というパフォーマンスも維持していました。
また4灯のヘッドランプの採用によりデザインが変更され、さらに350GTと400GTに採用されていた扱いにくさの残るZF製のギアボックスを自社製の5速オールシンクロメッシュユニットに変更、スムーズで静かな走りを実現しました。
400GT 2+2ツーリングは1966年から68年にかけて224台が製造されました。
今回オークションに出品された製造番号80の個体は、1968年に米国市場で販売されたモデルで、もともとはブルーのボディカラーに黒内装でしたが、現在はシルバーのボディカラーにグレー内装に仕立て上げられています。
当時としては珍しい、工場装着のオプションであるサンルーフが組み込まれ、また当時からのものと思われるボラーニホイールを装着しています。またエンジンもマッチングナンバーを誇っています。
1990年に米国から生まれ故郷のイタリアにわたり、ボローニャ地方で保管されていたといいます。
程度の良い1966年式ランボルギーニ「400GT 2+2ツーリング」は、最終的に21万8500ユーロ(日本円で約3532万円)で落札されました。
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