惚れ惚れするプロポーション!? アウディ新型「A6セダン」世界初公開 カッコいい“プレミアムセダン”は内燃エンジンのみの展開
エレガンスと最新技術の融合
アウディは2025年4月15日、アッパーミドルセダンの新型「A6セダン」を世界初公開しました。

プレミアムセグメントで高い評価を得てきたA6が、新たなデザインと先進技術を携えて生まれ変わり、日常とビジネスをシームレスにつなぐ“新基準のセダン”として進化しました。
エクステリアはアウディらしいミニマルな美しさと空力性能を両立したデザインに刷新。フロントからリアへと流れるようなウィンドウラインや滑らかなボディラインが特徴で、Cd値は0.23と、同社の内燃エンジン搭載車で過去最高レベルの空力効率を実現しています。
インテリアは、3つのディスプレイを統合した「バーチャルコックピット」を中心に、質感の高い素材で仕立てられた先進的かつラグジュアリーな空間に仕上げられています。操作系は音声認識やジェスチャーコントロールにも対応し、直感的でストレスのないインターフェースを構築しています。
パワートレインは204馬力・340Nmの2リッター直列4気筒ガソリンエンジンや204馬力・400Nmの2リッター直列4気筒ディーゼルエンジン、367馬力・550Nmの3リッターV6ガソリンエンジンが設定され、いずれもマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」を搭載します。
48V電源システム、ベルト・オルタネーター・スターター(BAS)、パワートレイン・ジェネレーター(PTG)の3つの主要コンポーネントで構成され、エンジンをアシストしながら燃費性能や走行のスムーズさを向上させます。PTGは、電動パーキングや市街地での低速走行時に電動走行を可能にし、加速時には24馬力と230Nmのトルクを発生。また、減速時には最大25kWのエネルギー回収を行います。
一方、インフォテイメントシステムのオペレーティングシステムとしてAndroid Automotive OSを採用しています。デジタルコックピットには、先日発表された「A6アバント」同様にパノラマ・ディスプレイと助手席専用ディスプレイを搭載。
走りの質をさらに高めるのが、オプションのアダプティブエアサスペンションです。電子制御により車高とショック吸収性を自動調整できるこのシステムは、ノーマルモードで標準サスペンション比20mm、ダイナミックモードでさらに10mm低く設定され、快適性とスポーティさを見事に両立。空力効率の向上にも寄与し、俊敏なハンドリングと直進安定性をバランス良く提供します。オールホイールステアリングと組み合わせることで、小回りの良さと高速域での安定感も実現しています。
また、今回の新型では静粛性も大きく進化しています。A6セダンの車内遮音性は、先代比で最大30%向上。密閉度の高いウィンドウと最適化されたドアシール、さらに新たに採用されたテールゲートシールによって風切り音を大幅に低減しました。19インチ以上のタイヤにはノイズアブソーバーを内蔵し、振動やロードノイズも最小限に抑制。新開発のエンジンマウントおよびトランスミッションマウントブッシュの効果により、走行中の車内はさらに滑らかで静かな空間へと進化しています。
ドイツでの販売価格は5万5500ユーロ(日本円で約888万円)からで、2025年夏より欧州市場を皮切りにデリバリーが開始される予定です。走り、快適性、環境性能すべてを高次元で融合させた新型A6セダンは、アウディの哲学を象徴する一台として、ビジネスセダンの新たな指標となるでしょう。
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