2026年春で生産終了 トヨタのFRスポーツ「スープラ」とBMW「Z4」の“似て非なる”関係 クーペとオープンの違い以上に異なる個性とは
トヨタ「スープラ」とBMW「Z4」 似て非なる兄弟車の関係
トヨタ「スープラ」とBMW「Z4」は、異なるブランドながらも共通のプラットフォームを用いて開発された兄弟車という関係にあります。

両車はトヨタとBMWの共同開発によって誕生し、オーストリアのマグナ・シュタイヤー社で製造されているという点でも一致しています。
ただし、その成り立ちは同じでも、性格は大きく異なっており、それぞれのブランドの個性が色濃く表現されています。
現行スープラは2019年5月に登場した5代目モデルで、2002年に生産を終えたA80型からおよそ17年ぶりの復活となりました。

一方のZ4も2019年3月に発売された最新型が3代目となり、2年ぶりのフルモデルチェンジを果たしています。両車ともに2シーター、FRレイアウトというスポーツカーの基本を共有しつつ、異なる方向性で進化を遂げています。
スープラとZ4は、パワートレインやホイールベースなどのハードウェアを共通とし、いずれも2リッター直列4気筒ターボと、3リッター直列6気筒ターボのエンジンが用意されています。
最大出力やトルクも同じであり、走行性能におけるスペック上の違いはほとんどありません。また、トランスミッションは8速スポーツATが基本となりますが、スープラでは3リッターモデルに6速MTも選べるという独自性を備えています。
両車の違いとしてまず挙げられるのは、ボディ形状です。スープラはクローズドクーペとして設計されており、全長4380mm×全幅1865mm×全高1290mmで、ホイールベースは2470mmです。
対してZ4は、電動ソフトトップを採用したオープンカーで、全長4335mm×全幅1865mm×全高1305mmと、若干寸法に違いが見られます。Z4はルーフを開けたまま走行できる特性から、開放感のあるドライビングが特徴です。
特に、時速50km以下であれば走行中でも10秒で開閉可能な電動ルーフが利便性を高めています。
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