2026年春で生産終了 トヨタのFRスポーツ「スープラ」とBMW「Z4」の“似て非なる”関係 クーペとオープンの違い以上に異なる個性とは
スープラは2024年11月に「ファイナルエディション」が登場
次に挙げられるのが開発思想の違いです。スープラはホイールベースやトレッド、重心高のバランスにこだわり、前後重量配分を50対50に整えることでピュアスポーツとしての操縦安定性を追求しています。

コーナリング性能や回頭性の高さは、サーキットでもそのまま性能を発揮できることを前提にした作りとなっており、ハンドルの応答性も鋭く、曲がる楽しさを味わえる一台です。
対してZ4は、ステアリングにやや重みを持たせ、乗り心地をマイルドに仕上げるなど、グランドツーリング的な快適性を意識した設計となっています。長距離ドライブでも疲れにくい乗り味が特徴とされ、ピュアスポーツとは異なる楽しみ方ができます。
三つ目の違いとして、排気音の味付けがあります。両車に搭載される3リッター直列6気筒ターボエンジンは同一ですが、エキゾーストサウンドには明確な個性があります。
スープラは、かつてのJZ系ユニットを思わせる乾いた雑味のない音が特徴で、スポーティかつ引き締まった印象です。Z4はこれとは対照的に、やや野太く低く響く音で、咆哮にも近い重厚なサウンドに仕上げられています。
どちらも直6ファンには魅力的な音ではあるものの、聴覚的なフィーリングにもブランドごとの味付けが際立っています。
価格については、スープラRZが当初690万円で登場し、現在では731万円となっています。Z4 M40iは発売当初835万円で、現在は894万円とされています。
およそ150万円前後の差がありますが、ルーフ構造や内装の仕上がり、装備の違いなどを考慮すれば、それぞれのキャラクターに見合った価格設定と言えるかもしれません。
※ ※ ※
なお、スープラは2024年11月に「A90 Final Edition」が発表されており、その後トヨタ公式サイトにて、現行GRスープラの生産が2026年春をもって終了することが明らかにされています。
長年にわたり多くのファンに愛されてきたスープラは、まもなく現行モデルの歴史に幕を下ろすことになります。一方のZ4は、2022年に一部改良が加えられ、2023年以降も継続販売されています。
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