CX-5じゃ物足りない人に刺さりそう! 米国生産車の日本導入が現実になった今、マツダ「CX-50」の上陸が気になる理由
米国生産車が続々と日本へ! 新制度で何が変わった?
ここへきて、米国で生産された日本メーカーのクルマを、“輸入車”として日本で販売する動きが本格化しています。
先陣を切ったのはトヨタ自動車。2026年4月2日、米国生産のピックアップトラック「タンドラ」と3列シートSUV「ハイランダー」を日本で発売。当初はトヨタモビリティ東京のみでの取り扱いでしたが、「ハイランダー」については同年8月1日から全国の販売店での取り扱いを開始しています。一方の「タンドラ」は、今夏以降に全国での発売を予定。また、セダンの「カムリ」についても日本導入の準備が進められています。
こうした動きは、トヨタだけのものではありません。
日産自動車は、米国テネシー州スマーナ工場で生産されるミッドサイズSUV「ムラーノ」の日本導入を決定し、すでに2026年6月から注文を受付中。2027年初頭から販売する予定です。
ホンダも、米国生産車であるアキュラ「インテグラ タイプS」と大型SUV「パスポート トレイルスポーツ エリート」の2モデルを日本へ導入し、2026年後半から順次発売すると発表しています。
さらにスバルも、米国インディアナ州で生産する3列シートSUV「アセント」について、2026年後半を目途に日本導入を検討中だと明らかにしています。
こうした動きを後押ししているのは、2026年2月16日に施行された「米国製乗用車の認定制度」。米国で製造され、米国で安全が認証された乗用車について、日本国内で販売する際に追加試験なしで受け入れる制度です。

つまり、「北米専用車だから日本では発売されない」と考えられていたモデルを、日本メーカー自身が正規輸入するハードルが以前より下がっているのです。
もちろん、制度が整ったからといって、すべての米国生産車が日本へ入ってくるわけではありません。実際にどのモデルを導入するかは、それぞれのメーカーの商品戦略次第です。
それでも、トヨタに続いて日産、ホンダ、スバルまで具体的な動きを見せている現在、米国生産車の日本導入はもはや各社の試みではなくなりつつあります。
そこで、米国生産車のラインナップを見渡すと、がぜん気になってくるモデルがあることに気づきます。それが、米国アラバマ州にあるマツダとトヨタの合弁工場で生産されているマツダのクロスオーバーSUV「CX-50」です。
●「CX-5」と似ているようで違う! アウトドアを視野に入れた「CX-50」
「CX-50」は、米国アラバマ州ハンツビルにあるマツダとトヨタの合弁工場「Mazda Toyota Manufacturing(MTM)」で生産されているクロスオーバーSUVです。
2021年の世界初公開時から北米市場向けのモデルとして開発され、SUVらしい存在感やオフロード性能を求める米国ユーザーのニーズに応えることがねらいとされていました。2022年1月に同工場で生産を開始し、現在は2026年モデルが生産・販売されています。
一見すると、日本での発売がスタートしたばかりの「CX-5」とキャラクターが重なりそうですが、2台の方向性はかなり異なります。
2026年型「CX-50」は、全長4720mmで全幅は1920mm。一方、新型「CX-5」は全長4690mm、全幅1860mmとなっています。全長の差はわずか30mmですが、「CX-50」の方が60mmもワイドなのです。
そして、数字以上に違うのが、そのルックスです。マツダは「CX-50」について、“魂動デザイン”のエレガンスや上質さに、SUVが期待される力強さと堅牢な機能性を融合したモデルと説明しています。こうしたニーズに応えるため、オフロードでも安心な最低地上高を確保するとともに、ルーフへの積載性や使いやすさを考慮したパッケージングを追求。パノラマサンルーフなども用意されています。
なかでも2026年モデルには、18インチホイールとオールテレーンタイヤ、ブラックのルーフレールなどを備える「メリディアンエディション(Meridian Edition)」も設定されています。単にラギッドな装飾をプラスしただけでなく、自然の中へ実際に持ち出して使うことを商品企画の中心に置いています。
流麗さや日常での使いやすさをさらに磨いた新型「CX-5」に対し、「CX-50」は低くワイドなスタンスとアウトドア志向を明確に打ち出しています。同じマツダのミッドサイズSUVでも、選ぶ理由はかなり異なるわけです。
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