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カッコいいEVセダン「N7」だけじゃなかった!? 日産が上海で世界初公開した新型ピックアップトラック新型「フロンティア・プロ」にも注目が集まる理由とは

日産初のPHEVピックアップも世界初公開

 日産自動車がもう一台の目玉モデルとして上海で世界初公開したのが、日産と東風汽車の合弁会社・鄭州日産(ZNA)が開発・生産を担当した新型フロンティア・プロです。

日産自動車が世界初公開したPHEVピックアップトラック「フロンティア・プロ」
日産自動車が世界初公開したPHEVピックアップトラック「フロンティア・プロ」

 最大の特徴は、日産ブランドとして初めて採用されたプラグインハイブリッド(PHEV)方式。1.5リッター直列4気筒VCターボエンジンと前後の高出力モーターによる電動4WDシステムを組み合わせ、システム出力は約402馬力(300kW)、最大トルクは800Nmに達します。容量27.1kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、EVモードでの航続距離は最大135km(CLTCモード)を実現。静粛性とトルクフルな走りを両立させた、日常と冒険をまたぐユーティリティを備えています。

 ボディサイズは全長5520mm×全幅1960mm×全高1950mm、ホイールベースは3300mmと、堂々たるサイズ感。アプローチアングル30度、デパーチャーアングル25度、地上高231mmと、本格的なオフロード性能も兼ね備えています。足まわりには、前輪にダブルウィッシュボーン式、後輪に5リンク式のコイルスプリングサスペンションを採用。舗装路から悪路まで、安定した走破性が期待されます。

 インテリアには10インチのデジタルメーターと、14.6インチのセンタータッチディスプレイを装備。ナビゲーションや車両設定はもちろん、スマートフォン連携や各種メディアの操作も直感的に行える先進的なUIを備えています。フロントシートにはシートヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能も用意され、快適性も追求されています。

 さらに、最大6kWの給電が可能なV2L(Vehicle to Load)機能を搭載し、アウトドアや災害時の電源としても活用可能。また、4つの走行モード(ハイブリッド/EV/パフォーマンス/スノー)や、電子制御式リアディファレンシャルロックも備え、多様な環境に応じた走りを可能にしています。

 中国市場向けに発表されたこのフロンティア・プロは、日産が今後展開する新エネルギー車10モデル戦略の先陣を切る存在。タフさと先進性、そして電動化による新たな実用性を融合した、日産流ピックアップの新基準として、大きな注目を集めています。

Gallery 【画像】どっちが気になる!? スタイリッシュなEVセダン「N7」とド迫力ボディがカッコいい「フロンティア・プロ」を写真で見る(46枚)
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