カッコいいEVセダン「N7」だけじゃなかった!? 日産が上海で世界初公開した新型ピックアップトラック新型「フロンティア・プロ」にも注目が集まる理由とは
都市型プレミアムEV「N7」はいよいよ発売目前へ
日産自動車は、中国で開催中の「上海モーターショー2025」にて、中国市場向けに開発された2台の最新モデルを披露しました。スタイリッシュなEVセダン「N7」に加え、ブランド初のPHEVピックアップトラック「Frontier Pro(フロンティア・プロ)」も世界初公開。

日産自動車と中国の合弁会社・東風日産が開発を主導した「N7」が、上海モーターショー2025で実車として披露されました。2024年の広州モーターショーでお披露目されて以来、初めて多くの来場者にその姿を見せたかたちとなります。
N7は、東風日産が新たに開発したEVおよびプラグインハイブリッド車向けのモジュラーアーキテクチャーを採用する第一弾モデル。中国市場専用に設計され、日産の中期経営計画「The Arc」においても戦略的に重要なポジションに位置付けられています。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1487mmで、ホイールベースは2915mmと、存在感あるプロポーションを実現。Vモーションデザインをベースにした先進的なスタイルと、空力性能を意識した滑らかなフォルムが融合し、未来感あふれる仕上がりとなっています。
パワートレインには、フロントに電動モーターを搭載し、前輪で駆動します。搭載されるバッテリーは58kWhまたは73kWhの2種類が用意され、どちらもリチウム鉄リン酸(LFP)を採用しています。
システム最高出力は58kWh仕様で約218馬力(160kW)、73kWh仕様で272馬力(200kW)を発生し、最大トルクは共通で305Nm。都市部での使用を想定しながらも、十分なパワーとスムーズな加速感を両立します。
さらに、急速充電性能にも優れ、バッテリー残量10%から80%まではおよそ19分間、30%から80%まではわずか14分で充電が完了するとのこと。日常の使い勝手を大きく向上させるポイントです。
インテリアには、QualcommのSnapdragon 8295プロセッサーを搭載した大型デュアルディスプレイ構成のコックピットを採用。直感的な操作性と高度な情報処理能力を兼ね備え、都市部のスマートなライフスタイルに応える装備が充実しています。また、東風日産とモメンタ社が共同開発した「ナビゲート・オン・オートパイロット(NOA)」も搭載され、高速道路での先進運転支援を可能としています。
N7は2025年4月中に発売が予定されており、現時点では中国市場専用車とされています。今後のグローバル展開やアーキテクチャーの応用にも期待が寄せられる、次世代EVの注目株です。
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