ニュルで“GTI史上最速”を記録! フォルクスワーゲンが「ゴルフGTI」誕生50周年を祝う特別仕様車「エディション50」世界初公開
50周年を飾るにふさわしい“特別なGTI”
独フォルクスワーゲンは2025年6月13日、高性能コンパクトスポーツ「ゴルフGTI」の生誕50周年を記念した特別仕様車「ゴルフGTIエディション50」を発表しました。

1976年に初代が登場して以来、ゴルフGTIは“ホットハッチ”というカテゴリーを確立し、長年にわたり高い人気を誇ってきました。今回の記念モデルは、特別な装備やデザインに加え、サーキットでの記録によって“GTI史上最速”の称号も得た注目の一台です。
ニュルブルクリンク北コースで行われた開発テストでは、フォルクスワーゲンの開発ドライバーであるベンジャミン・ロイヒター氏がステアリングを握り、7分46秒13という驚異的な公式ラップタイムを記録しました。このタイムは、公道走行可能なGTIモデルとしては歴代最速であり、その性能の高さが証明されています。なお、この記録は正式に計測され、認証も受けたものです。
記録達成のカギとなったのが、オプション設定の「パフォーマンスパッケージ」です。専用チューニングが施されたスポーツシャシーに加え、ESCスポーツモードやビークルダイナミクスマネージャー、軽量な19インチ鍛造ホイール、そしてブリヂストン製の高性能セミスリックタイヤ「ポテンザ・レース」を装着。高いグリップ力と正確な応答性により、厳しいコースでも安定した走りを実現しています。
ロイヒター氏は、「今回のGTIは、非常に扱いやすく、誰でも速く走れる。ニュルのような難しいサーキットでも、どこまでいけるかチャレンジしたくなる仕上がりだ」とコメント。さらに「バネ下重量の低減が挙動に大きく貢献し、路面との一体感がまるで違う」と語り、マシンの完成度の高さを強調しています。
タイムアタックに使用されたクルマは、ほぼ量産仕様であり、市販モデルと同等の性能を有している点も見逃せません。
この記念モデルは、2025年6月20日にニュルブルクリンク24時間レースの会場で世界初公開される予定で、2026年に市場投入される見通しです。価格や展開地域については、今後の発表が待たれます。
VAGUEからのオススメ
マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】