“夢のDOHC化”で日産のL型6気筒エンジンが高回転型ユニットに進化!? NISMO渾身の「変換キット」が2025年秋登場
高回転・高出力を狙える“L型6気筒DOHC化”というロマン
日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)は2025年6月19日、NISMOブランドの新商品として「L型6気筒エンジン用DOHC変換キット」を2025年秋に発売すると発表しました。

NISMOブランドの名のもと、“不朽の名機”L型6気筒エンジンに新たな命が吹き込まれようとしています。かねてよりチューニング界隈で“夢”とされてきたDOHC化を、NMCが正式に商品化。純正クオリティでの実現に、大きな注目が集まっています。
L型6気筒エンジンは、1969年の初代「フェアレディZ(S30型)」や「スカイライン2000GT」などに搭載された、日産を代表する直列6気筒ユニットです。チューニングカルチャーの中でもその耐久性や素直な吹け上がりで高い評価を受けてきた名機ですが、DOHC化は一部のショップでのみ実現可能な高価なカスタムでした。今回のNISMO製キットの登場により、“夢のDOHC化”が現実味を帯びてきました。
DOHC(ダブルオーバーヘッドカムシャフト)化によって得られる最大のメリットは、吸排気効率の向上と高回転域での出力アップです。特に中〜高回転域において、よりリニアでシャープなレスポンスが得られる可能性が高く、L型の持つポテンシャルを最大限に引き出す仕様になると期待されます。なお、DOHC化に伴い低中速トルクが薄くなる傾向もあるため、走りのフィーリングが変化する点には留意しておきたいところです。
L型6気筒エンジンは、今もなお多くのファンがレストアやチューニングを楽しむ“現役の名機”として愛され続けています。そんな中、NISMOからの純正パーツとしてのDOHCヘッド供給は、単なる性能アップにとどまらず、部品供給の信頼性や品質面でも大きな意味を持ちます。旧車に安心して“新たな走りの魅力”を与える選択肢としても、注目すべきアイテムと言えるでしょう。
現時点では、対応型式(L20、L24、L28など)や価格、装着に必要な補機類の有無など詳細は明かされていませんが、NISMOは「技術力とこだわりを注ぎ込んだ」とコメント。純正クオリティで安心して使えるプロダクトになることは間違いなさそうです。
VAGUEからのオススメ

タイヤの選び方が変わるーーデザインによる世界観の表現と性能とを両立したブリヂストン REGNO「GR-XIII B Edition」で“大人のドレスアップ”【PR】