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325馬力の歴代最強「ゴルフGTI」がニュルで“シビックタイプR”に迫る!? フォルクスワーゲンが誕生50周年記念モデル「エディション50」世界初公開

GTIの頂点を極めた“50周年モデル”の実力とは

 独フォルクスワーゲンは2025年6月20日、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースの会場で「ゴルフGTI」誕生50周年を記念した特別仕様車「ゴルフGTIエディション50」を世界初公開しました。

 今回発表されたゴルフGTIエディション50は、歴代のGTIで最もパワフルな一台として開発されました。搭載されるのは、ゴルフGTIクラブスポーツの2リッター直列4気筒ターボエンジンをベースにしたユニットで、最高出力325馬力・最大トルク420Nmにまで高められています。

 サスペンションはフロントがマクファーソン式ストラットで、リアは4リンク式を採用。さらに車高は標準モデル比で15mm低く設定され、よりスポーティなハンドリングが実現されています。またオプションの「GTIパフォーマンスパッケージ」を装着すれば、さらに5mmローダウンされ、専用セッティングのシャシやブリヂストン製「ポテンザ・レース」セミスリックタイヤ、19インチ鍛造ホイール、そしてアクラポビッチのチタン製エキゾーストシステムなどが追加されます。

 その実力は記録としても証明されており、開発ドライバーであるベンジャミン・ロイヒター氏が、ニュルブルクリンク北コースにおいて7分46秒13というタイムを記録。これは、量産GTIとして過去最速のタイムです。なお、同じ前輪駆動の高性能モデルであるホンダ「シビックタイプR(FL5型)」は、同コースで7分44秒881を記録しており、ゴルフGTIエディション50はそれに約1秒半差で迫る結果となっています。

 インテリアでは、専用のチェック柄スポーツシートや赤いシートベルト、GTI 50ロゴ付きステアリングホイールが、50周年モデルならではのモータースポーツ感を演出。ボディカラーには専用色「ダークモスグリーンメタリック」や「トルネードレッド」など、5色の展開が予定されています。

 生産は2025年末にドイツ・ヴォルフスブルク工場で開始され、納車は2026年初頭からスタートする予定です。GTIファンにとって、半世紀の情熱を体現する記念碑的な一台となることは間違いないでしょう。

Gallery 【画像】325馬力で歴代最強! フォルクスワーゲンの特別仕様車「ゴルフGTIエディション50」を写真で見る(35枚)

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