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「え…そこにDレンジ!?」アウディが“シフトノブレス”の新型「Q3」発表! ステアリング操作に集約された新時代コックピットとは

ワイパーと間違える!? ステアリング右レバーにシフト操作を統合

 独アウディは2025年6月17日、コンパクトSUV新型「Q3」を世界初公開しました。第3世代へと進化したこのベストセラーSUVは、外観やパワートレインの刷新にとどまらず、操作系にも大きな変化が加えられています。

アウディのコンパクトSUV新型「Q3」のコックピット
アウディのコンパクトSUV新型「Q3」のコックピット

 新型「Q3」では、運転席周辺の操作系レイアウトが大幅に刷新されました。とくに注目されているのが“右レバーシフト”の採用です。

 これまでセンターコンソールに配置されていたシフトノブが廃止され、シフト操作はすべてステアリングの右側に新たに設けられたレバーで行う方式に変更されました。一方、ステアリング左側のレバーは、ウインカー、ライト、ワイパー、パッシングといった従来の機能を統合しています。

 この“ステアリング両側集中型”レイアウトにより、センターコンソール周辺はすっきりと整理され、収納スペースの拡大にもつながっています。操作に慣れれば直感的なドライブが可能になりますが、導入初期のメルセデス・ベンツ車では「右側のレバーをワイパーと勘違いした」「知らぬ間にニュートラルに入っていた」といった戸惑いの声がSNSなどで話題になりました。Q3でも同様の反応があるか、注目が集まります。

 アウディとしては、従来よりも“視線と手の移動を減らす”ことを重視しており、12.9インチのセンターディスプレイと10.25インチのデジタルメータークラスターも刷新。コックピット全体の操作性と視認性が向上し、より直感的に運転へ集中できる空間へと進化しました。

 なお、新型「Q3」はマイルドハイブリッドの1.5リッターTFSIや、2リッターのTDI/TFSI、さらには最高出力272馬力・最大トルク400Nmを誇るプラグインハイブリッドモデル(PHEV)も用意。EV走行距離は最大119km、50kWの急速充電にも対応しています。

 足まわりには、新開発のサスペンションや「アウディ ドライブセレクト」における新モード“balanced”、“offroad plus(quattro専用)”も設定され、走りの質感と多様性がさらに磨かれました。

 エクステリアでは、ワイドなシングルフレームグリルや新造形のOLEDテールランプ、最大20インチのホイールがエモーショナルな存在感を主張します。まさに“惚れ惚れするスタイル”と“先進的な操作性”が融合した、アウディの革新を象徴する一台といえるでしょう。

Gallery 【画像】「え…ここでシフト操作!?」アウディ新型「Q3」の先進コックピット&最新エクステリアを写真で見る(30枚)

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