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“ちょっと高級! でも追加料金はナシ”で人気 いま流行している「オールインクルーシブ」ホテルってどんなもの?

利用客とホテル側双方にメリットがある

 またオールインクルーシブは、リゾートホテル利用者一定数を占めるシニア層や女性同士のグループ旅行との相性も抜群です。

 家族旅行では基本的にまとめての支払いとなるため、夕食を家族それぞれがアラカルトで注文したり、食後に夫婦だけでラウンジでお酒を飲んでも問題ありません。

食事のあと、アルコールを傾けながらの語らいも、オールインクルーシブなら気兼ねなく楽しめる(写真:TAOYA秋保)
食事のあと、アルコールを傾けながらの語らいも、オールインクルーシブなら気兼ねなく楽しめる(写真:TAOYA秋保)

 ただ支払いを個別に行うグループ旅行では、そうした飲食の会計のたびに個々人が払うのは興ざめで、また代表者が払ったのちに精算するのは面倒な部分でもあります。とくにお酒が入ったあとの精算はトラブルにもなりやすく、せっかくの旅行が台無しになる可能性があります。

 しかしオールインクルーシブであれば、そうした煩雑な思いをすることなしにリゾートを楽しむことができるのです。

 一方、オールインクルーシブは、ホテル側にもメリットがあります。

 館内に食事処を持つリゾートホテルでは、利用客の多寡にかかわらず、一定数のスタッフ、そして食材を用意しなければなりません。見込みよりも来客が少なければ食材の廃棄ロスにつながりますし、逆に来客が多すぎるとお料理が品切れになりやすく、宿泊客の満足度は低下します。

 しかし宿泊プランをオールインクルーシブに限れば、宿泊客のすべてがホテル内で食事することが見込まれるため、そうした廃棄ロスや品切れは最小限となり、それだけ充実した食事を宿泊客に提供できることになります。

 そして食事の内容などの充実で宿泊客の満足度が上がれば、リピーターの獲得にもつながるはずです。

 つまり最近多くのリゾートホテルがオールインクルーシブを志向するのは、こうした利用客とホテルとの「Win-Win」の関係性が見通しやすくなったことによるものと考えられます。

 もちろん、ご当地グルメを味わう旅や、現地の新鮮な食材を購入してのバーベキューなど、旅と食事には多様な楽しみ方があります。そうしたひとつのスタイルとして、オールインクルーシブは今後も一定の人気を獲得していくのではないでしょうか。

Gallery 【画像】今流行りの「オールインクルーシブ」ホテルってどんなトコ? 写真で見る(11枚)
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植村祐介
植村祐介
ライター&プランナー
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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