「エアコンより自然の風が気持ちイイ!」酷暑を忘れて天空ドライブ 標高1000m超えで“真夏でも涼める”「高原道路」3選
天空のパノラマから湿原の静寂まで、標高がもたらす涼風と絶景
関東地方およびその周辺には、標高1000メートルを超える高所に整備されたドライブルートが点在しています。
これらの道路は、かつての有料道路が無料開放されたものや、国立公園内を抜ける観光道路など、成り立ちはさまざまですが、真夏でも爽快な走行が可能であるという点が共通しています。
なお、標高が100メートル上がるごとに気温は約0.6度(1000メートルで約6度)下がるとされています。
なかでも、地形の変化に富んだ北関東や信州、富士山周辺の山岳ルートは、視界に飛び込んでくる景色も変化に富んでいます。
今回は、標高の高さによる気温の低さに加え、高山植物や湿原、富士山の眺望といった付加価値を備えた道路を3か所取り上げます。
●長野県「ビーナスライン」
最初に取り上げるのは、長野県茅野市から松本市の美ヶ原高原までを結ぶ、全長約75.2キロメートルの山岳ドライブルートである「ビーナスライン」です。
ここは平均標高が1400メートルに達し、最高地点である美ヶ原高原付近では標高2000メートルを超えます。

森林限界に近い高所を走行するため、視界を遮る高い木々が少なく、アルプスの山並みや八ヶ岳連峰を見渡す開放的な風景が連続する点が特徴です。
また、夏季には高山植物が次々と開花し、なかでも7月上旬から下旬にかけては、車山肩周辺などでニッコウキスゲの群落が辺り一面を黄色く染め上げる光景を確認することが可能です。
路面は全線にわたって舗装されており、現在は全区間無料で通行することができますが、もともとは観光有料道路として整備された歴史を持っています。
くわえて、ルート沿いには霧ヶ峰富士見台や車山高原、白樺湖といった多くのビューポイントや休憩施設が点在しており、長距離のドライブでも飽きることなく過ごすことが可能です。
とくに標高1925メートルの車山山頂へはリフトを利用してアクセスすることもでき、360度のパノラマビューとともに、下界とは10度以上の気温差がある涼しい環境を享受できます。
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