「エアコンより自然の風が気持ちイイ!」酷暑を忘れて天空ドライブ 標高1000m超えで“真夏でも涼める”「高原道路」3選
続いては栃木県と神奈川県に位置する高原道路を紹介
●栃木県「いろは坂」
続いて紹介するのは、栃木県の日光市街と奥日光を結ぶ「いろは坂」から、その先に広がる「戦場ヶ原」へと続くルートです。
日光いろは坂は、下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂を合わせて48箇所の急カーブを持つ観光道路で、標高差は約440メートルあります。

この坂を登り切った先にある中禅寺湖の標高は約1269メートル、さらにその奥に位置する戦場ヶ原は標高約1400メートルの高地に位置しています。
戦場ヶ原は、かつて湖であった場所が湿原化したもので、約400ヘクタールの広大な面積を誇ります。
湿原の周囲には自然探究路と呼ばれる木道が整備されており、男体山を背景にした壮大な景色を眺めながら、平坦な道を散策することが可能です。
また、ここではホザキシモツケやワタスゲといった高山植物に加え、多くの野鳥を観察できる環境が整っています。
真夏の昼間でも、湿原を吹き抜ける風は冷たく感じられ、都心で猛暑日を記録するような日でも過ごしやすい気候が保たれています。
くわえて、近隣には湯滝や竜頭の滝といった名瀑もあり、水辺の涼しさと高原の涼しさを同時に体験できる点が奥日光ルートの利点といえます。
●神奈川県「箱根スカイライン」
最後に、神奈川県と静岡県の県境、箱根外輪山の西側の尾根を走る「箱根スカイライン」を取り上げます。
この道路は、御殿場から箱根峠を結ぶ延長約5キロメートルの有料道路であり、標高約1000メートル前後の稜線をトレースするように走っています。

最大の特色は、進行方向に富士山の雄大な姿を捉えながらドライブできる点にあります。
とくに標高1073メートルの三国峠付近は、遮るもののない状態で富士山の裾野までを展望できる絶好のポイントとして知られています。
眼下には芦ノ湖や箱根の山々、さらには駿河湾までを見渡すことができ、高所ならではの爽快な空気感を味わうことが可能です。
また、道路の一部には、走行することで音楽が流れるメロディーロードも設置されており、視覚だけでなく聴覚でもドライブを楽しむ工夫がなされています。
くわえて、箱根スカイラインから直結する芦ノ湖スカイラインと合わせれば、より長い距離を標高1000メートル超の環境で走行し続けることが可能です。
都心から比較的短時間でアクセスできる場所にありながら、箱根の温泉街よりも一段高い位置にあるため、夏季の避暑ドライブに適した道路といえます。
※ ※ ※
今回取り上げた3つの高原道路は、いずれも標高1000メートル以上の高地に位置し、夏季のドライブにおいても冷涼な空気を感じることが可能なスポットです。
ビーナスラインのように広大な山岳地帯を縦走するルート、戦場ヶ原のように湿原の静寂を楽しめるルート、そして箱根スカイラインのように富士山を間近に感じるルートと、それぞれに独自の景観美が備わっています。
地形や気候の特性を理解して目的地を選ぶことで、夏の厳しい暑さを避けつつ、クルマでの移動そのものを楽しむ旅を実現できるといえます。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】