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使用済タイヤを新たな“タイヤの原材料”へ戻すことなんて可能なの!? ブリヂストンが考える「タイヤの水平リサイクル」とは

世界では今後も人口が増え続け、クルマも増えていく

 鉄やアルミニウムなどは製品の中で使っていても、その製品を使わなくなったときには材料ごとに分けて溶かせば、もう一度製品として甦らせることができるのは広く知られています。

もちろん鉱物なので最初に使うのと何回か甦らせてから使うのでは微妙に特性が変わってしまうとしても、限られた地球の資源を有効に使うためには必要なことです。

 2050年、世界の人口はおよそ100億人にまで拡大するそうです。日本では人口減少が大きな問題になっていますが、世界では人が増え続け、それに比例してクルマも増えていくと予想されています。

 世界をマーケットにするブリヂストンにとって、たくさんタイヤが売れそうだと喜んでばかりはいられない事態になるのです。

-再生資源・再生可能資源比率を65%以上に向上したソーラーカーレース「「2025 Bridgestone World Solar Challenge」用のタイヤ
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 タイヤを製造しようとしても、その原材料が手に入らなければ造ることはできないからです。ブリヂストンではすでにゴムの木を植林し、天然ゴムの採取も進んでいますが、それでも足りなくなりそうです。

 そこで、これまでは困難だと言われていた使い終わったタイヤのゴムをまた原材料に戻すことに着手し、精密熱分解パイロット実証プラントを岐阜県に建設する予定になっているといいます。これがタイヤの水平リサイクルに向けた大きな道筋になりそうです。

 黒いタイヤのゴムの中には、ゴムを強くするためのカーボンブラック(これが黒いからタイヤが黒くなる)が混ざっています。

 その他にも、乗用車用タイヤには天然ゴムの特性に似た合成ゴム(スチレン・ブタジエンラバーなど)も多く使われています。

 さらにタイヤとしての強度を出すためにナイロン、ポリエステル、アラミド、スチールなども部分ごとに使われているので、それらも細分化して分けなくてはならないから大変です。

 リサイクル事業準備室長の加藤貞治さんは、タイヤの原材料にはさまざまなものが入っているから(ひとつの例として)「お好み焼きから小麦粉や玉子、キャベツを取り出すようなもの」とわかりやすく表現していました。

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