ホンダ「CB」シリーズの新たな旗艦「CB1000Fホーネット」はアグレッシブなルックスがカッコいい! とがった見た目からは想像もつかない「乗りやすさの秘密」とは
ストリートファイター系のとがったルックス
ホンダ製バイクの“顔”ともいえる「CB」シリーズの新たなフラッグシップとして世に送り出されたのが本記事で取り上げる「CB1000ホーネット」。「モーターサイクルショー2025」で初公開され、今、注目を集めている「CB1000F コンセプト」のベースモデルとしても知られています。

「CB」シリーズというと、丸型ヘッドライトのネイキッドバイクをイメージする人も多いでしょうが、新しい「CB1000ホーネット」はアグレッシブなフェイスをまとったストリートファイターと位置づけられています。
ヘッドライトは4個のLEDを2眼タイプのように配置したとがったデザイン。欧州ではこうしたルックスに、動力性能の高いエンジンと車体とを組み合わせた“ストリートファイター”と呼ばれるカテゴリーが人気を集めています。
「CB1000ホーネット」に搭載されるエンジンは、先代に当たる「CBR1000RR」にも搭載されていた999ccの水冷4気筒。スーパースポーツ由来のパワーユニットを、そのまま搭載するのではなく、カムプロファイルやピストンなどは「CB1000ホーネット」に合わせて新設計されている点にホンダのこだわりがうかがえます。
最高出力は、スタンダードモデルが152ps、「CB1000ホーネットSP」は158psを発生。「SP」モデルはマフラー内部に可変排気バルブを搭載しており、それが高回転域で開くことでさらなる吹け上がりを実現しています。
足回りは、フロントにショーワ製のSFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)を採用。「SP」モデルについては、リアにオーリンズ製のTTX36が装備されています。
ブレーキも、「SP」はブレンボ製のラジアルマウントタイプが装着されており、優れた制動力とコントロール性を実現しています。
●どんなシーンでも光る扱いやすさ
今回の試乗車は、上級パーツがおごられた「CB1000ホーネットSP」です。
乗ってまず感じたのは、見た目以上の軽さと、車体がコンパクトであること。重量物が車体の中央付近に集まっていて、着座位置が前方で重心位置に近いことから、そのように感じられるようです。
エンジンは、4気筒ユニットらしく低い回転域からなめらかに回り、高回転域への回転上昇もスムーズ。大排気量のストリードファイターには、発進時から車体を強力に前へと押し出すような分厚いトルクを感じさせるモデルもありますが、「CB1000ホーネットSP」については街乗りで多用する回転域における扱いやすさが光ります。
ただし、スーパースポーツゆずりのパワーユニットだけあって、少し大きめにアクセルを開けると素晴らしいレスポンスで加速していきます。そして1万回転オーバーまで、その気持ちいい加速が続くので爽快です。
エクゾーストノートも、4気筒らしい気持ちのいいもの。特に試乗した「CB1000ホーネットSP」はマフラー内部に可変排気バルブが備わるため、8000回転の手前くらいで排気音が切り替わり、さらに迫力ある音色に変わります。
その際の速度の乗りのいいので、公道ではエンジンの音色を楽しむ時間が短いのがもったいなくなるくらいです。
サスペンションは上質感のある乗り心地で、路面をしっかりと追従してくれる印象。ハンドリングは軽快で、街中の交差点から高速コーナーまで、曲がることが楽しくなる仕上がりです。重心近くに座っていることもあってバイクとの一体感が高く、安心して曲がることができます。
ラジアルポンプのマスターシリンダーが装備されているので、ブレーキタッチやコントロール性も秀逸。「CB1000ホーネットSP」はブレンボ製キャリパーが採用されていることもあり、さらにリニアなブレーキコントロールが可能です。
「CB1000ホーネットSP」はストリートファイターを想起させるルックスですが、乗ってみると過激さよりも扱いやすさが光ります。その乗りやすさと軽快なハンドリングは、多くのライダーにとってフレンドリー。大型バイクのビギナーからベテランライダーまで、乗ればその魅力が実感できることでしょう。
●製品仕様
■CB1000ホーネットSP
・価格(消費税込):158万4000円(スタンダードモデルは134万2000円)
・サイズ:2140×790×1085mm
・ホイールベース:1455mm
・シート高:809mm
・車両重量:212kg
・エンジン:水冷並列4気筒DOHC4バルブ
・総排気量:999cc
・最高出力:158ps/11000rpm
・最大トルク:107Nm/9000rpm
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