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BMWの象徴“ボクサーツイン”エンジンを搭載! 進化した“最強のトラベルツアラー”新型「R1300RT」はロングツーリング時の快適さが格上です

快適装備が“全部入り”の極上ツーリングバイク

 BMWの新しいツーリングバイク、新型「R1300RT」が上陸しました。“ボクサーツイン”と呼ばれる水平対向2気筒エンジンを搭載し、長距離ツーリングを快適にこなせることから“最強のトラベルツアラー”と評されるシリーズの最新モデルです。

BMW新型「R1300RT」
BMW新型「R1300RT」

 発表会にて登壇したBMWジャパンの大隅武マーケティングマネージャーは「2025年の上半期は3099台という過去最高の販売台数を記録。これは前年比でプラス7.8%という数値です」と報告。その上で、下半期のさらなる攻勢に向けた1台として、新型「R1300RT」をお披露目しました。

 新型「R1300RT」に搭載されるのは、先行上陸した「R1300GS」と同じ1300ccエンジン。水平対向でありながら軽量・コンパクトに生まれ変わったものです。また、フレームの基本設計は「R1300GS」と共通ながら、ヘッドパイプ回りは専用設計とされています。

 排気量が従来モデルより大きくなったこともあり、最高出力は9psアップの145psを発生。最大トルクは6Nmアップの149Nmとなりました。このようにパワーアップを果たしつつ、約14kgの軽量化を果たしているのも注目すべきポイントです。

 欧州生まれのツアラーバイクらしく、高速巡航を快適にしてくれるフェアリングを装備。大型のウインドスクリーンはライダーに当たる風を抑えるだけでなく、ライダーの後部から巻き込む乱流の発生を防ぐ形状へと進化しています。

 日本仕様は、可変式の“スリップストリームディフレクター”も標準装備。これは、ライダーの足の部分に当たる風を制御するもので、手動で位置を可変させることができ、風を抑えたり逆に暑いときなどは風を導いたりすることも可能です。

 左右に張り出したシリンダーの後部にはエンジンカバーが設けられていますが、その形状は一新され、足に当たる風雨を防ぐデザインとなっています。「R1300RT」は乗っている際に雨が降ってきても、ライダーがぬれにくいとの定評がありましたが、新型はその効果がさらに向上しています。

 LEDライトも新たな形状に。すっきりしたデザインとなったほか、コーナリングライトも装備され、暗いワインディングを走る際などの安心感を高めてくれます。

 長距離ツーリングで不可欠な存在といえるパニアケースとトップケースも日本仕様には標準装備。背もたれやタンデム用のグラブバーも装備されていて、ふたり乗りでも快適なツーリングが可能です。

 リアシートや背もたれ部分にはシートヒーターが内蔵されており、グラブバーにはグリップヒーターも搭載。また、暖まり方が従来モデルよりスピーディになるなど、至れり尽くせりの充実装備を誇ります。

●快適さと運動性能を両立する多彩な電子制御

 イマドキのバイクらしく、電子制御が充実しているのも新型「R1300RT」の特徴です。

 前走車を追従走行するアダプティブクルーズコントロール(ACC)には、バンクしている際には車速を落とすというバイクならではの制御を導入。

 また、「R1300GS」に搭載されている、電子制御で車高を変える“ダイナミックシャシーアダプション(DCA)”も採用されており、新型「R1300RT」ではリアサスペンションの高さを変え、車両の姿勢を調整する機能として活用されています。

 ライドモードで「ダイナミック」か「ダイナミックプロ」を選択すると、リアの車高が上がってバンク角を増やすと同時に、キャスター角を立てる効果を発揮。ワインディングなどでの運動性能をさらに向上させられます。

 減衰力はライドモードや走行シーンに合わせて自動制御されるほか、好みに合わせて設定することも可能。シーンや気分に合わせ、走りながらサスペンションの動きを調整することができます。

 また、変速操作を自動でおこなってくれる“オートメーテッドシフトアシスタント(ASA)”もオプションで用意。左足で操作するシフトレバーは残されているので任意のタイミングでの変速も可能ですが、クラッチ操作は不要なので長時間のライディングでは疲労低減に有効です。

「R1300GS」はオフロード走行も視野に入れたアドベンチャーバイクですが、今回発表された新型「R1300RT」は舗装路でのツーリングにフォーカスしたモデルです。

 特に高速道路を巡航する機会の多いライダーや、タンデムでツーリングを楽しみたいといった人には最適な選択肢といえるでしょう。

●製品仕様
・価格(消費税込):366万1000円〜
・サイズ:全長2229×全幅971×全高1570mm
・ホイールベース:1500mm
・シート高:820mm
・車両重量:281kg
・エンジン:空水冷水平対向2気筒DOHC
・総排気量:1300cc
・最高出力:145ps/7750rpm
・最大トルク:149Nm/6500rpm

Gallery 【画像】「えっ!…」これが進化した“最強のトラベルツアラー”BMW新型「R1300RT」です(30枚以上)

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