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VWが新型「Tロック」世界初公開 全長4.3mで5人が乗れるスタイリッシュな“第2世代”クーペSUVは何が進化した? 気になる日本導入のタイミングは

第2世代は質感・居住性・安全装備が大幅進化!

 独フォルクスワーゲンは2025年8月27日、スタイリッシュなクーペSUVとして日本でも人気の「T-Roc(Tロック)」をフルモデルチェンジし、第2世代モデルを世界初公開しました。

第2世代へと進化したフォルクスワーゲン新型「Tロック」
第2世代へと進化したフォルクスワーゲン新型「Tロック」

 新型Tロックは、2017年に初代が登場して以来、累計200万台以上を販売したベストセラーSUVの後継モデルです。第2世代となる今回のモデルは、最新プラットフォーム「MQB evo」を採用し、デザインから内装、パワートレインに至るまで全面的に刷新されました。

 エクステリアは従来のクーペSUVらしい流麗なシルエットを継承しながらも、全長は先代比120mm拡大の4370mmとなり、より伸びやかで迫力あるスタイルへと進化しました。フロントには新設計のLEDヘッドライトを標準装備し、オプションで「IQ.LIGHT LEDマトリクスヘッドライト」と光るVWエンブレムを組み合わせることが可能。リアには連続したLEDクロスバーと赤く発光するVWロゴが備わり、先進的な印象を強調しています。

 インテリアは質感が劇的に向上し、新開発のファブリックやソフトパッドを採用したダッシュボード、間接照明によるラウンジのような空間演出が特徴です。最大33cmの大型インフォテインメントディスプレイを搭載し、さらにクラス初となるフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイもオプションで設定。上級モデル「ティグアン」や「タイロン」譲りの最新ドライビングコントロールも導入され、直感的な操作が可能になっています。全長拡大によって後席の居住性も改善され、5人が快適に座れる空間を確保。ラゲッジ容量は30リッター拡大し、475リッターとなりました。

 パワートレインは市場導入時、1.5リッター直列4気筒ターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたユニットを設定。出力は85kW(115馬力)と110kW(150馬力)の2種類が用意され、いずれも7速デュアルクラッチトランスミッション(DSG)と前輪駆動を組み合わせています。さらに新開発のフルハイブリッドや、高性能モデル「TロックR」の追加も予定されています。

 安全・運転支援機能も強化され、「トラベルアシスト」の最新版は自動車線変更や速度制限の先読み対応を実現。「パークアシストプロ」は記憶機能により最大50mの自動駐車が可能で、スマートフォンからの操作にも対応します。さらに「エグジットワーニング」は後方から接近する車両や自転車を検知し、ドア開放時の危険回避をサポートします。

 グレード展開は「ベーシック」「ライフ」「スタイル」「Rライン」と明快に整理され、装備パッケージも顧客志向に合わせて最適化。ボディカラーは新色「カナリーイエロー」を含む6色を設定し、2トーンルーフ仕様も選択可能です。

 ドイツ市場での車両価格は「1.5 eTSI(115馬力仕様)」が3万845ユーロ(約515万円)から。150馬力仕様やフルハイブリッドの価格は追って発表される予定です。一方で、日本市場への導入時期については現時点で未発表となっています。

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