「えっ、8日間で世界一周!?」メルセデスAMG「コンセプトAMG GT XX」が25もの世界記録を樹立 平均速度300キロ超え スーパーEVが快挙
7日間と13時間24分07秒で世界一周に匹敵する4万75kmを走破
独メルセデスAMGは2025年8月28日、「コンセプトAMG GT XX」で新たな速度記録を塗り替えたと発表しました。

コンセプトAMG GT XXは次世代高性能EVの技術実証車で、2025年7月に世界初公開されたモデルです。3基の電動モーターを搭載するEVで、その最高出力は1000kW(1360馬力)を超えるといいます。
コンセプトAMG GT XXは、イタリア・ナルドサーキットにおいて8日間で4万75kmを走破し、25の長距離世界記録を更新しました。
とくに「24時間での電気自動車走行距離」の世界記録を14回も塗り替え、その耐久性と性能を証明しました。走行速度は平均300km/hという極限条件下で行われています。
厳密にいえば、7日間と13時間24分07秒で、世界一周に匹敵する4万75km走破という快挙を達成しています。今回のチャレンジは、2台体制で行われました。
この成果を可能にしたのは、革新的な駆動系と冷却システムだといいます。
3基のアキシャルフラックスモーターと直冷式バッテリーを搭載し、中央冷却ハブ(CCH)とアンダーボディ冷却プレートを組み合わせたシステムにより、常に最適な温度を維持しました。これにより通常のEVに見られる「出力制限(デレーティング)」を回避し、走行後すぐに最大充電性能を発揮できるようにしています。
さらに空力性能にも注力し、Cd値はわずか0.19を実現しました。高速走行時の安定性と効率を両立させています。

充電性能も画期的で、新開発のアルピトロニック製ステーションにより平均850kWで充電しました。従来の倍となる1000AをCCSケーブルで伝送可能とし、短時間での再出発を可能にしています。これは車両と充電器を同時開発するメルセデス流のアプローチの成果といえます。
また、F1由来のソフトウェア戦略も導入されました。バッテリーマネジメントシステム(BMS)はセル内部の挙動を仮想センサーで可視化し、常に最適な出力と充電効率を維持しました。300km/hでの長時間走行も戦略的に制御されたのです。
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