タテ型の小っちゃなキドニーグリルが新しい! BMW新型「iX3」世界初公開 新世代EV“ノイエ・クラッセ”第1弾モデルは 航続距離805kmのミドルSUV
BMWの未来戦略「ノイエ・クラッセ」第1弾
独BMWは2025年9月5日、次世代EV「iX3」を世界初公開しました。
ドイツ・ミュンヘンで同年9月8日から開催されるIAAモビリティ2025で一般に公開されます。

iX3は、2018年4月に開催された北京モーターショーで「コンセプトiX3」として初公開。2020年7月に市販モデルの初代「iX3(G08型)」として世界初公開されたモデルです。
 BMWとして初のSUVタイプのEVで、まずは中国市場向けに登場。2021年には欧州でも展開され、さらに同年11月には日本でも発売されました。
 
 今回世界初公開された新型iX3(NA5型)は、第2世代のモデルです。
BMWが進める未来戦略「ノイエ・クラッセ」の第一弾となるモデルで、新しい時代の幕開けを強調しています。
従来の「X3」ベースのiX3とは異なり、ICE(内燃機関)モデルとは共用せず、完全にEVに最適化されたシャシを採用しているのが特徴です。
ボディサイズは全長4782mm✕全幅1895mm✕全高1635mm、ホイールベースは2897mmで、全長が約40mm、ホイールベースが約40mmほど現行型iX3よりも長くなっています。
新型iX3のデザインは、従来よりもシンプルで力強さを前面に出しています。
縦型のキドニーグリルや水平基調のライトシグネチャーを採用し、未来志向の外観を演出。車内には「BMWパノラミックiDrive」と呼ばれる最新の操作系を搭載し、視認性や操作性を大きく高めています。
音声アシスタントも強化され、自然な会話による操作が可能になりました。
制御システムには、新たに「4つのスーパー・ブレイン」と呼ばれる高性能コンピューターを採用。これは、従来比で20倍の処理能力を持ち、今後のアップデートにも柔軟に対応します。これにより、車両はソフトウェアで進化を続ける「ソフトウェア定義型車両」となります。
走行性能では、独自の制御ソフト「Heart of Joy」を搭載し、滑らかな加減速や高精度の制御を実現しています。
減速時の98%を回生ブレーキでまかない、これまでにない自然な停止感を提供。自動運転支援機能も強化され、世界初となる「シンビオティック・ブレーキ」を採用しました。駐車支援や高速道路での運転支援機能も充実しています。
動力源には第6世代の「BMW eDrive」を採用しました。
新型の円筒型リチウムイオンセルによりエネルギー密度を高め、最大805kmの航続距離を可能にしました。急速充電にも対応し、400kWの出力で10分間充電すれば372km分を補うことができます。
さらに、車両を蓄電池として使える双方向充電にも対応しました。
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