“全長3.8mのコンパクトBEV”に加わった「SUVのようなアクティブ仕様」の魅力とは? ヒョンデ「インスタークロス」は“使える”上に遊び心も満点です
今「インスター」を選ぶなら「クロス」一択
そんな「インスタークロス」は、ベースモデルに対してアクティブな仕立てが魅力のモデルですが、結論からいうと、いま「インスター」を買うのなら、選ぶべきは「クロス」一択ではないでしょうか。

なぜなら、雰囲気がおしゃれだから。スタイリングはクロスオーバーSUVを思わせるスタイルで、専用デザインの前後バンパーにサイドシルプロテクターをコーディネート。さらに17インチのアルミホイールも専用デザインとなっていて、ラギッド感が格段にアップしています。
ボディカラーも、「インスタークロス」専用色の“アマゾナスグリーンマット”、“ダスクブルーマット”、“アンブリーチドアイボリー”を含む全5色をラインナップしています。
対するインテリアは、遊び心あふれるカラーリングを設定。スタンダードなブラックモノトーンに加えて、個性を際立たせるグレーとカーキのコンビネーションシートにライムイエローのアクセントを組み合わせたユニークな“ダークグレーライトカーキ”も選択可能です。
それでいて、ベースモデルの優れた実用性はそのまま。長めのホイールベースによるゆとりある室内空間により、リアシートの足元は広々としています。
また、リアシートの背もたれを倒すとフラットな荷室空間が出現、助手席の背もたれまで倒せば、サーフボードなどの長尺物も積載可能です。
そんな「インスタークロス」で注目したいのは屋根の上。走行時も75kgの荷物を載せられるルーフバスケットを標準装備しているのです。
「インスタークロス」は、このルーフバスケットの装着によって空気抵抗が増大。そのため、カタログに記載されるWLTCモード計測値の1充電当たりの航続距離が、「インスター」の458kmから393kmにダウンしています。しかし、これだけおしゃれなルックスなのですから、それくらい目をつむりたいところです。
もし、筆者が「インスタークロス」を買ったなら、タイヤをオフロードブランドのワイルドなタイプ(けれど転がり抵抗は小さいヤツ)に交換し、車高を少しアップさせるといったカスタムにチャレンジしたいところ。
ルーフバスケットにスペアタイヤを積んで、ラリーマシン風に仕立てるのもありかもしれません。想像するだけで楽しそうです。
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というわけで、軽自動車BEVを凌駕する魅力を備えた「インスター」ですが、今、選ぶなら遊び心あるルックスで見た目も楽しい「インスタークロス」がおすすめです。
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